
『空の境界』で燈子さんに惚れた私がはじめて『魔法使いの夜』をやったネタバレ感想
(※ネタバレあり)
蒼崎燈子さんが好きです。
空の境界でド惚れして、心の師でした。
魔術師で人形遣い。ドドストライクでした。
あーいや、外見はドストライクではないです、ごめんなさい嘘つきました。
どっちかいうと見た目はTHE魔女ぽいファンタジーな方が好きなんですが、
もうそんなのをぶっちぎって好きです。
『魔法使いの夜』の存在は知ってたわけです。
でもね、やってなかったわけです。
燈子さんが、まあラスボスなわけですが。
嫌いになったらどうしようかな、とか地味に思ったりしてました。
公式、作者が正史、納得できなければ『そうかぁ…(◜ᴗ◝)』で、勝手に期待して勝手に幻滅しちゃったね…な物分かりのいい彼女風な方なんですが、まあそれでもね、できればしたくないんですよ。幻滅。
こう、尊敬してた先生みたいなイメージ。
ラスボスで出てきます。いやあ、見たいけど見たくないよ。
結局やりはじめたわけですが、
久遠寺有珠ちゃんが理想の美少女魔女(?)してくれて、ひぃひぃ泣きました。そして私気づいたんです。
わたし、そういえば本当はアスカ派じゃなくてレイ派なんだよなぁ…ってね。
オタクが大学生ぐらいになると、なんかこう、中二病が恥ずかしくてウェイする時期あると思うんです。私もなんだか「レイが好きとかドエロな中二でしょ」みたいに思ってしまった方なんです。アスカ派かも、と自分を騙した方な気がします。あんたバカぁ?!
何が言いたいかというと、青子派より有珠派だっていうことです。
久遠寺有珠ちゃん、ロックオンです。推しが増えました。

ただ、私、主人公は『神』派なんですよ。
何言ってるかわからないと思いますが、「推し」じゃないけど「崇める者」という認識があるんです…何言ってるんだろうわたし…。
もうめちゃくちゃ魅力的すぎるのはわかるし、なんならつまりそっちの方が好きってことでは…?てぐらい『光』なんですが、その太陽に落ちる影、『闇』に惹かれるんですよ…中二病が40代になっても治らない。
なので、青子なしに有珠好きにならない、青子がいるから有珠好きなんだと思います。霊夢なしに魔理沙を好きにならないんですきっと。
そう思うと、式なしに燈子さんは好きにならなかったんだろうか…と思うけれど、両方『影』だよなぁと感じたりもする。
そこはたぶん「直接(直節)攻撃」と「間接(関節)攻撃」の差なんだろうか。
インキャだからか「裏」の「裏」、斜め裏が好きになっちゃう斜裏………ってこと? おあとが宜しいようで…。。。
有珠と燈子さんが戦ってた時は、
『今なんだかちょっと好きな味方の推し』vs『長く推してきた敵の師』で、
うわぁ、いいぞ、やめてくれ、もっとやれ、となりました。
両陣営見てるのとっても楽しかった。お二人とも、ファイト!
燈子さんが初登場した時には、そりゃあもうハラハラしました。
「あれ、嫌いにならないぞ…」「まだ嫌いにならないぞ…」と探るような感じ。
基本的に何かを遊ぶときには「敵側」は「敵」として認識する方です。変な話なんですが、わかりやすく罪を犯してた方が安心してしまうかも。
敵側の同情の余地に心が揺らいでしまうから「敵」と強く認識しているのかなぁ。
それはさておき、初登場の青子カップ持ち去りの時はなんだかもうずっと好きでした。これは最後まで好きでいられるかもしれない! と渦巻く不安と安心。
魔術刻印を剥がしてその元の人間を飼ってるっていうところも、ちゃんと生活環境整えてるっていうところで大安心しました。私も飼われたい。
燈子さんはただ魔法を解析したかっただけで、そのためなら道を外れてでもなんでもする、その専門性に狂った人、という感じの描かれ方をしているのかなぁ、と思ったんですが、わかる気がするなぁ。
先天的な天才と恵まれた環境に嫉妬してしまうもの。血筋、道、環境に選ばれなくて、異端になってしまっても縋りついてそのものを極めたいと願う。
それはもう、すごいことやで、と思うわけです。
最後の方、正直、個人的に「うん…」となった感じでした。
私も好きです。見てて爽快感と安心感もある。覚醒系とか、実は…系。
覚醒してスーパーつよつよになる。ロマンがある。葛藤もある。
実は虚淵さん風にいうと、ちょっとウソっぽさも感じてしまったりもする。
でも、そこもいいんだよなぁ。覚醒した青子、とても格好良かったもの。
そして、主人公の世界の捉え方の葛藤もとてもよかったもの。
それでも少し、疑問がわいたとこもあったかも。驚きとしては十分。
これは好みの問題だなと感じたのでした。
で、結局、幻滅したのかどうかって話なんですが。
したような…してないような…です。まだ消化しきれてない。
ってことは少し「した」ってことなんだと思う。
それも「主人公」を斬った一点で。
まあ、作品外でそれなりにブチ〇してるとは思うんです。
いやぁ、わかってるんだけど。
切り札の心を折っちゃった、謎の異分子、極限状態で、正当防衛、たしかに合理的だと思う。
いやただの私の希望的観測です。
あれで明らかに制裁を加えられる対象の敵にはなったし。
ただ私の思い入れが強すぎただけなんですが。
「人〇しは、いけないんだぞ」このマヌケで理由ない言葉を、支持してる方なんだよなぁ。
そうそう、マヌケといえば。
「外見はドストライクではない」という話を冒頭でしたんですが、
どの外見が一番好きかなぁと考えた時に「月姫」のかなぁと思ったんです。
燈子さんじゃないよ、というのを見て、ひっくり返りました。
ずっと燈子さんだと思ってたよ…。
また空の境界も見直したいねぇ…。
ということで、「魔法使いの夜」読了です。

このあとはストレンジフェイクを読み直そうかなぁと思ってます。
やっとね…①②③巻を買ってきたんです…。。。
© TYPE-MOON
いいなと思ったら応援しよう!
