扉
とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ
この題名の通り、ページの印が無く、
一枚たりとも同じ写真が載っていないこの詩集は
いくつかのドアを目の前にするように
自分の好きな場所から選び、読み始めることができる。
文字の無いページに出くわしたら、
写真から想像を膨らませ、自分なりの詩を考えたり、
はたまたすっと息を吐くように休憩してみたり。
明るい気持ちの時、暗い気持ちの時、
いつ読んでみてもこのドアを開けて読了した感想を
書き留めておきたくなる。
本を読み返すと同時に自分の記憶のドアを開いて
新たな発見の扉へと繋がっているはずだから。
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