#2 1日1映画 『コンテイジョン』 コロナパニックを予言していた映画?
4月中旬、2020年も3ヶ月と半月あまりが経過、そんな中、私は映画を観た本数が100本を超えました。ただ観ただけで終わるのは勿体無いので、これからは毎日観た映画についての考察や感想をnoteにつらつらと残していこうと思います。第2回ではタイムリーな映画を友達に勧められて観たので紹介しようと思います。
作品名は『コンテイジョン』
コンテイジョン(contagion)の意味は接触感染。世界中で伝染病が蔓延し、パニックになる様子を描いた映画です。主演はマッド・デイモン。オーシャンズシリーズ、ボーンシリーズなどで有名な超ハリウッドスター。他にもジュード・ロウやマリオン・コティヤールなど豪華な顔ぶれが揃っています。「恐怖は、ウイルスより早く伝染する」がキャッチコピーのこの映画は今、動画配信のサブスクリプションで人気を集めているようです。
あらすじ
香港での仕事を終え、アメリカにいる家族の元へ帰宅したベスは程なくして体調を崩す。病院に運ばれるがわずか2日後には帰らぬ人に。その頃、各地では彼女と同じような事例が起きていた。原因が新型のウイルスであると判明した時にはすでに遅く、世界中で驚異的な速度でウイルスが蔓延してしまう。疾病対策センター(CDC)はワクチン開発に尽力を尽くすが、世界中でパニックが起き、ついには治安も崩壊してしまう…。
この映画で私たちが得るべき教訓は…
人はパニックに陥ると、論理的な行動ができなくなります。トイレットペーパーや食料の買い占め、行き過ぎた自粛などが良い例です。偏向した情報しか流さないマスコミ、テレビ番組の無知な芸能人による根拠のない発言はそれを加速させるでしょう。twitterでは阿鼻叫喚、デマの拡散により不安は募る一方でしょう。映画でも有名ブロガーが「レンギョウ」という草が特効薬だと事実無根のデマを流し、人々は効きもしないレンギョウを買いに行列をなすシーンがあります。こう言ったネットの噂やデマも含め大量の情報が錯綜し、現実社会に影響を及ぼす現象のことを「インフォデミック」といいます。僕自身この言葉は今回のコロナで知りました。情報(Information)と、感染症の広がりを意味するエピデミック(Epidemic)を組み合わせた造語らしいです。こういった情報に惑わされないように、自分で情報を取得しに行きましょう。厚労省や自衛隊中央病院のサイトには正確な情報が載っています。隠蔽だ、日本は終わったなど呟く前にまずは現状を把握しましょう。
今できること
コロナは未だ収束の兆しをまだ見せてはくれません。ロックダウンをして成功した国はまだありません。日本の緊急事態宣言は1ヶ月後には解けるかもしれません。感染者が増えれば再び宣言をすることになるかもしれません。ただ現状は外出を自粛し、感染者を爆発的に出さないようにして医療崩壊をしないようにするしかないでしょう。光明は見えずとも耐え忍ぶしかありません。しかし自粛をずっと続けるのにも限界はきます。飲食店やイベント会社は中小から倒産していくだろうし、補償があるとはいっても全ての企業を救うことはできないでしょう。失業者が大量に出たら生活保護の審査も厳しくなるかもしれません。大恐慌が来ることはほぼ間違いないですが、暗いことを考えてばかりいると気が滅入ってしまいますし、個人レベルで不況はどうこうできるものではありません。だからこそ、今できることは自分を磨くことです。不健康な身体の方はこの機会に運動して健康な身体を手に入れましょう。久しぶりにあった友人や同僚に驚かせられます。在宅で仕事が早く終わって暇な人は本を読みましょう。知識は無くて困ることはあれど、あって困ることはないです。今まで外食しかしてこなった人は料理をしてみるのも良いですし、育児に積極的に加わって子供とコミュニケーションを取るのも良いです。とにかく出来ることは幾らでもあります。僕自身、怠惰な人間なのでこの文は自戒の意も込めて書いています。怠惰な時間を過ごすのは止めにして一緒に今ある時間を有意義に使って、現状を乗り越えていきましょう。