見出し画像

#11 1日1映画『シン・ゴジラ』現実対虚構、庵野監督が手掛ける空想特撮!!

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと考えnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第11回です。

『シン・ゴジラ』

東宝が手掛けるゴジラシリーズの第29弾。『ゴジラ FINAL WARS』以来、実に12年ぶりに日本で製作されたゴジラ映画です。総監督・脚本は『エヴァンゲリオン』の庵野秀明さん。シン・ゴジラは「ゴジラ」や怪獣などの概念が存在しないことから通常のゴジラシリーズとは違う別の世界線の作品だということがわかります。

劇中の音楽や、エヴァの「ヤシマ作戦」に似た展開をみせた「ヤシオリ作戦」などエヴァンゲリオン好きの自分としては小ネタも含め非常に楽しめた映画でした。

あらすじ

東京湾にあるアクアトンネルで原因不明の崩落事故が発生。日本政府は原因を究明すべく情報を集めるが、突如東京湾に巨大生物「ゴジラ」が出現。ゴジラは日本政府の「大型のため陸に上がると自重で潰れる」という予想を裏切り東京の街に上陸、蹂躙する。政府は緊急対策本部を立てるも対処は上手くいかず・・・。

リアリティのある緊迫感

東京に突如として現れ街を蹂躙したゴジラ。なぜこのような怪物が生まれてしまったのでしょうか?原因は過去の国家間の核開発競争による放射線廃棄物の不法投棄でした。深海に捨てられた放射性廃棄物に適応するため進化を遂げたゴジラは人間に復讐するかのように襲いかかってきます。ところで放射性物質と聞いて思い当たることといえば2011年3月11日に起きた東日本大震災でしょう。映画内ではゴジラの進行により東京の街の放射線量が上がり人々が恐怖に陥ってしまいます。巨大生物ゴジラという非現実的な存在を現代日本と我々を直近で恐怖に陥れた放射線という現実的な問題と合わせることで緊迫感を見事に演出しています。また対ゴジラ用の兵器に電車・新幹線内に爆弾を詰め突撃させたり、決断にかなり時間をかけてしまう日本政府、民間人優先で攻撃を断念する自衛隊など、しっかりと日本を演出したリアリティある映画になっています。

スクラップ&ビルドで成り上がる

さて劇場内で言われた印象的なセリフに焦点を当ててみましょう。
「スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきた、今度も立ち直れる」
これはゴジラを無力化に成功した後に内閣総理大臣補佐官である赤坂が言うセリフです。和製英語で意味は、古くなったものを破壊し再建するといったところです。「シン・ゴジラ」の劇中と展開はもちろん異なりますが、日本が今窮地に陥っていることは言うまでもありませんし、誰もが理解していることと思います。ただ現状を嘆いているだけでは事態は好転することはないでしょう。コロナは私たちに変わるきっかけをくれたと、ポジティブに考えることが大事です。今が再建の時、自粛期間を有意義に使って反撃の狼煙をあげる準備をしましょう。僕は英語の勉強します。宣言することで自分の逃げ道を断ちます。。あなたならこの期間になにをしますか?コメントも待ってます。



いいなと思ったら応援しよう!

スイ
記事投稿のモチベーションになります!BASEでオリジナル商品の販売も行っていますので興味がありましたらそちらもよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集