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「中国語を使って仕事したい」から10年経ってた。

いやー。10年てえ。大学4年生の時「中国語使って仕事したい」という想いを胸に秘めつつ、私のレベルじゃ無理だと諦め、日本企業に就職してからもう10年が経つらしい。早すぎる。

当時は、【外国語を仕事で使う=ネイティブレベルじゃないと無理】

という方程式が出来上がっていたから、第二言語で勉強した程度の私には到底達成できないと思っていたんだよな。

間違えるのが怖くて全然話せなかったし。

だからずーっと、中国語を使うということは間違いを恐れる自分との戦いだった。頑張って話しても「说人话(人間の言葉で話せよ)」「どうしたら中国語そんな下手くそになれんの?」とか言われるしさ。(苦笑)

けど、私の拙い中国語でも”話せること自体”に感動してくれた中国人観光客との出会いや、「人生一度きり!死ぬ時に後悔したくない!!」と思ったことから、なんとか26歳で【中国語を使って仕事をする】を実現*した。

(※カモメアジア転職で応募し、上海にある会社に現地採用で転職)

多分、私がここまで見たら「どうせ中国語ペラペラだったんでしょ??」って思ってしまうけど、みな安心してくれ。

当時の私は中国語検定3級、HSK4級。読み書きは出来る方だと思っていたけど、聞いて話すは大の苦手。

心臓バクバクさせながら、面接官に「なんで中国で働きたいの?中国語で説明してもらえますか」と言われ、開始1分で「もう日本語でいいです」と言われたし、

何なら、現地で働いている人を何人か紹介してもらった際、全員から「その中国語レベルで働くの厳しいと思うよ」と言われている。

それでも中国で働くことが出来たのは、(うっせえ!とブチギレながらも)行動したから。ただ、それだけだと思う。

でも、確かに中国語でめちゃくちゃ苦労した。1年くらい語学学校に通ってから仕事すれば良かったかもしれん。というか今も苦労している。

ただ、中国界隈においては中国語できなくても働けてる人たくさんいるから、「中国語使って仕事したい」と思っている人がいたら、身構える必要ないよ、と言いたい。本当に。

前置きが長くなったが、趣味の範囲だった中国語を仕事で使うようになって7年。中国語を仕事で使うようになったからこそ感じた壁は、

・普段テキストベースなので、電話と会議は未だに緊張する
・本来「中国語ができる」というプラス要素であるはずが、中国界隈では「中国語ネイティブではない」というマイナス要素になりえる

ということ。

むしろ、ちょっと中国語苦手意識すらあるもん。中国界隈に7年もいるのに中国語上達しない私ってなんなんや、的な。

先日、そんな気持ちを抱きながら、スタバでいつものように耳だけ参加の中国語会議を聞いていたら、中国人のおばちゃんが「携帯充電させてもらえますか?」と表示された日中翻訳画面を見せてきた。

嘘みたいだけど、本当の話。おばちゃんもまさか中国語で返事されるとは思っていなかったと思う。

もちろん、アプリを介さず直接中国語で会話して、最後は笑顔でバイバイまでした。

仕事で中国語を使ううちに忘れてたけど、外国語を学ぶ本質ってこういうことだよなぁ。私、これまで中国語勉強してきて本当に良かった。(感動)

思いがけないところで本質に気づかせてくれた、中国人のおばちゃんに感謝である。

💡 外国語は、完璧じゃなくても人と繋がれる。
💡 どれだけ仕事で使っても、"上達してない"と感じることはあるけれど、昔の自分と比べたら確実に成長している。
💡 間違えてもいい。伝わることに意味がある。

この経験からの学び

だから、外国語勉強しているみんな、一緒に頑張ろうね!ということが言いたかったんだけど、久しぶりに中国語レッスン予約しようとしたら、2月28日でサービス終了するらしい。タイミングう。

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