ずっと歌っていてくれよな
私は音楽が大好きだ。
小さな頃から家の中では音楽がかかっていた。
基本的にはバンドが中心。
oasis、Weezer、Green Day、ユニコーン、斉藤和義、スピッツ、星野源、etc....
当然私もバンドに興味を持った。
小2でギターを買ってもらった。
Fコードで脱落。(お姉ちゃんはめちゃ上達した、悔しかった)
そこからはアイドルにハマったり、してバンドからは一旦サヨナラ。
中2のコロナ禍。
学校に行けず、遊びにも行けず、家でダラダラYouTubeを見ていた。
するとあるミュージックビデオが目に入った。
『KALMA - デイズ』
どハマりした。
こんなバンドがいたんだ。
中2の私にはこのデイズの歌詞にとても励まされた。
絶対にライブに行きたい。生で聴きたい。
私が見つけたKALMAかどうか確かめたい。
そこから私のバンド人生が始まった。
次に出会ったのは
『マカロニえんぴつ - レモンパイ』
音楽、歌詞、MVの雰囲気すべてに心を奪われた。
すぐにレンタルに出ている全CDをお父さんに借りてきてもらい、パソコンに取り込む。
一日中聴いた。全曲ハマった。好みすぎた。
ライブに行きたかったが、当たり前に開催されていなかった。お金もなかったし。
そのまま中3になり受験生。
マカロニえんぴつとKALMAを聴いて乗り越えた。
そして受験が終わる頃、マカロニえんぴつが大阪城ホールでライブをするらしい。
チケットが余っていた。
ライブの日はもう受験は終わっているはずだ。
よく一緒に聴いていたお母さんに相談すると、
「ご褒美に一緒に行こうか!」
と。
遂にマカロニえんぴつの音楽が聴けるんだ。
そんなこんなで必死に勉強していると、マカロニえんぴつがメジャーデビュー!
ただただ嬉しかった。ライブに行ったことは無いけれど、ずっと支えてくれていたマカロニえんぴつ。
初めて買ったバンドのCDはマカロニえんぴつの1st E.P. 「愛を知らずに魔法は使えない」
家族みんなで聴いた。こんなに私がバンドにハマったのが嬉しかったらしい。
そしてライブ当日。
とにかく緊張した。
本当にマカロニえんぴつのライブに来たのか。
私が好きになったマカロニえんぴつそのままなのだろうか。
とにかく確認したい。
結果はそのままだった。
イヤホン越し、携帯越しに聴いていたマカロニえんぴつそのものだった。いやそれ以上だった。
もうOKKAKEだ。
あこがれ前にはっとりが話す。
なんということだろう。
私が思っていたことをそのまま話している。
とにかくマカロニえんぴつは私のヒーローだった。
この日から私はマカロニえんぴつの虜だ。
終演後、ホールツアーが発表された。
お母さんが言う、
「行かないの?行きたいんじゃないの?」
行きたかった。でもお金もないし、そこまで好きかは分からなかった。
でも、もう一度ライブに行きたいと思った。
生の音楽を浴びたいと思った。
気がついたらFCに入っていた。本当に怖い。
そしてホールツアーはなんと2列目という激チカ。
2回目でこれは本当に心臓に悪い。
もっともっと好きになった。
私にはマカロニえんぴつしかないと思った。
そこからいろんなバンドを好きになり、フェスに行くようになり、ライブキッズの完成だ。
モッシュやサークルに参加し出した時は親にすごく驚かれた。
やっぱりそっち路線行ったね〜!と言われた。
そっち路線....。
やはり、沢山音楽を聴くようになるとマカロニえんぴつを聴く機会がぐんと減った。
でもふとした時に聴くと安心感がすごいのだ。
実家感。私の中心にはやはりマカロニえんぴつがいるのだ。
他のバンドに圧倒されて隠れちゃう時もあるけど、ずっといる。
ツアーには全て参加しているが、行く度にもっと好きになる。スルメ。
マカロニえんぴつだけはどんなに大人になっても、おばあちゃんになっても聴き続ける自信がある。
そしてこの間、マカロニえんぴつから横浜スタジアム2daysが発表された。
すごく泣いた。スタジアムまできた。
もちろんチケットは申し込んだ。必ず見届ける。
マカロニえんぴつのこと、本当にすごい好き。
ずっと歌っていてくれよな?
売れそうにない音程で。
グッときたあの瞬間から 正義なんです永久に