休職一日目
一月六日、いつものように眠れないまま朝を迎え、仕事に行きとうない。仕事に行きとうない。とベッドの上で硬直していたのだが、なんだかこれはいつもと様子が違う。
世間は一月六日で今日から大体が仕事始めだろう。それも重なったんだと思うが、それにしても体が動かずいつも以上に精神がギュンギュンしている。
一人ベッドの上、寒い部屋で布団を頭までかぶって目を瞑っていると、心の奥にある闇が迫ってくる、それに飲み込まれそうになるという多分妄想なんですが、に苛まれる。
とりあえずこれは会社に行けそうにないと一番信頼がおけるメンターの上司に連絡を済ませ、頭を抱え続けること数時間。好転の様子はなし。もうこれは病院に行ったほうがいいのでは。
というかこの前日、友人宅で新年会をした帰り道、どうしようもなく翌日からの現実、また毎日毎日訳のわからない仕事をしてはそれができずに怒られて、怒られ続けて、出来ない分を寝る間も惜しんで仕事して、それでもうまくいかずに怒られて、そんな毎日が始まるんだと思ったら急に涙が止まらなくなり一目も憚らず新宿の駅ホームで大号泣していたんだけど。その時点でもうダメだったのかもしれない。
とにかくこのままでは発狂すると思ったので急いで病院を調べて電話、このままではおかしくなりそうなんです!と言って予約して時間になるまでひたすら大きなアライさんのぬいぐるみを揉み続けていた。
初めての心療内科、暗いマンションの一室を開くと待合室があり、問診票を記入。
待たされること30分ほど。中に通され診察。特になんの話もない。ぼくの様子と問診票の内容を読んで少しの会話。結果、自律神経失調症とうつ病だと診断された。
診断ってこんなもんなのか??と疑心暗鬼だったがすぐに診断書が出され、とにかく一カ月は会社を休んでゆっくりしてくださいという話になった。
以前からうつ病か自律神経失調症だろうなーという自覚はあったのでそう診断されて安心した。のと同時に落ち込んだ。自分はうつ病なのか。これまでまさか自分に限って。ただ根が暗いだけ。努力が足りていないだけ。そう思っていた。
病院を出て上司や家族に連絡。
誰も何も言うことなく、とりあえずゆっくり休んで、仕事のことは気にしないで。と言ってくれた。
病院からの帰り道、前日の夜から何も食べていなかったことを思い出したのでコンビニに寄ってカップ麺とおにぎりを食べた。
先ほど見た映画の中で言われていたが、おむすびは人のことを思って握ったもので、おにぎりはただ握った飯のことを言うらしい。そうですか。
それから三日が経ったが、何もやることがないしやる気も起きない。急に手持ち無沙汰になってしまった。だからせめて毎日がどうだったかをなんとなく日記に書いておこうかなと思ったのでその目的でまたnoteを使う。まず抜けてる二日分を書きたい。終わり。
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