仕事の調子が良くない時の戦い方と、心を整えるルーティンを決める
仕事をしていると、どんな人でも調子が良い時、調子が悪い時があると思います。
思ったより結果が出ない、人間関係で上手くいかない、やりたいことができていない、、、
数ヶ月前まで出てたはずの成果が途端に調子がよくなくなる、、、
誰しもそういう経験はあると思いますし、ずっと調子が良い人はいないと思います。
周りや自身の体験含め学んだことと、弊社では月に1度、専門医の方に入っていただき、安全衛生委員会を開いており、その勉強会で学んだ”ストレスコーピング”についてまとめてみました。
誰でも調子が悪い時は存在する
プロのスポーツの世界見てても思うことは、調子が良い時と調子が悪い時は必ずあるということ。
これは仕事においても同じだと思います。
調子が悪いスポットだけ見ると自分がダメなのではないかとか、その状況を認めたくなく足掻くみたいなことはあるかと思います。
大局でみれば、過去の自分や誰かと比較する限り、相対的に調子が悪い時は必ず存在します。
そのため、本人の意図に関係なく、調子が悪い時が来た時は、「ああ、”今”自分は調子が良くないんだな」と受け入れ、その上で行動すれば良いと考えます。
しんどい時に人の本質は現れる
自身の経験含め、上手くいかない時に、その現状を認めず、文句を言ったり、下手に足掻いても大体は、自己で認識してる問題と、周囲からの評価に違いが存在しているため、本質的な課題に向き合えず、悪化することが多いです。
変な行動をとって信頼をさらに落とすことにも繋がるため、しんどい時こそ人の本質は現れると思います。
そういうと難しいですが、練習でうまくいってたのに試合で焦ってて上手くいかないのと同じで、経験してその経験から想定される学びから予測し、また挑戦して失敗から学ぶの繰り返しでしかヒトは成長しないと私は考えます。
そのため、まずは自分で、調子が良くないという事実を受け入れることが大事だと思います。
調子が悪い時の”仕事の仕方”
早く現状を打破したいので、なんとかするため足掻きたくなるのが人の性にはなりますが、こういう時は焦りの感情が高いので、よりミスを誘発しやすく、正しい判断ができないことが多い傾向があります。
大事なことは、調子が悪いと感じたならどう行動すべきか予め決めておく。
例えば私は、調子が良くないと自分で、もしくは周りの指摘があったならば、立ち止まり、仕事のスピードを抑えるように動き出します。
ここは上席や関係者と会話しながら、その時の適正スピードに落ち着かせていく動きを取っていきます。
周りの指摘に対して、納得がいかないこともありますが、そう思われたことは事実であるため、まずは受け入れ、その上で、数週間数ヶ月時間をかけて対処していきます。
調子は波なので、数日で改善するものではない。そう割り切ることが良いと思っています。
下図のような波なので、必ず回復すると信じることが大事になります。
スタートアップに転職して感じることは、全体を見て、調子の上がり下がりのスピードが非常に早い。調子が良かったと思われる人が、来月には急に落ち込んでいたり、その逆もある。そのサイクルが非常に早いと感じます。
自分で自分を励まして心を整える
そもそもとして、ストレスを感じた瞬間にストレスを下げる行動をすることや、日頃からガス抜きを少しでもしておき、ストレス関係なく自身のパフォーマンスを一定以上出せる環境を整えることは非常に大事だと思います。
今回学んだストレスコーピングについては、一定のストレスはスパイスのように適度に必要であるものの、ストレスの対処法と、どう付き合って行くかを学びました。
一言で言うと、自分で自分を励まして心を整える。
すぐできること、休暇をとってできることなど、濃淡含め、たくさん選択肢を持つことが大事です。
私に置き換えて言うと、
・朝走って汗を流す
・筋トレをする
・夕御飯は妻と食べる
・妻とお酒を飲みながらテレビを見る
・スパやサウナに行く
・週末に自然の中で陽の光を浴びる
・1泊2日の国内旅行
・長期休暇で海外旅行(今行けないですが、、、)
上からすぐできることになります。
専門医の先生は小さなもの含め、100個書き出すようにおっしゃっていました。
(参考:ストレス対処法を「100個」書く→選ぶ→実行! これでイライラに強くなれる)
また気をつけているマインドとしては、
・笑顔を絶やさない
・自分の仕事は前向き!と思い、その役を演じきる
私は自分の長所は周りを元気付けられるほど楽しそうに仕事をするところにあるので、この強みを失わないと心に決めて仕事しています。
長時間より長期間働ける組織にしたい
業種で違いはありますが、インターネットにより、リモートで働ける時代に、仕事のオンオフがはっきりしない、みたいな声もでてきてます。
ストレス社会な”今日”であり、転職しようと思うと、数年前より考え方として当たり前に転職が一つの手段になり、すぐ取れる選択肢になりつつあります。
働き方の意識も変わり、オフィスで長時間働く文化でもなくなってきました。
偏に、長時間働きすぎて身体を壊す会社ではなく、本人が健康なレベルで働き、長期間働きたいと社員に思ってもらえる組織を目指す社会に変わらないといけないと感じます。
先日弊社の顧問から、会社とはなぜ存在するかについて学びました。
企業の目的は、社会に貢献し、会社を成長させ、人を幸福にすること。
企業とは、社会貢献や顧客満足を提供することで、利益を獲得する経済活動単位であると同時に、働く人に貢献機会と雇用機会を提供する社会公器である。
大企業でもベンチャー企業でもその本質は変わらないと思います。
長きにわたって社会に貢献できる事業を作ることは時間がかかるので、組織もまた時間をかけて作らないといけないです。
参考になったリンク
最後に、この記事を書くにあたって、調べてみて良いなと思ったリンクを紹介します。
なぜ「調子が悪い」日がやってくるのか?
答えは、「過去の自分と比較するから」です。笑
「調子が悪い」というその基準は、過去の自分との比較によって生まれます。
今日初めて行うことに、調子も何もありませんよね?
過去の調子が良い自分があって、それと今の自分とを比べているわけです。
過去に囚われているから、調子が良い・悪いという考えが生まれるのです。
その思い通りにいかない状況を客観視して「今できることは何か?」という思考回路を働かせることができたからでしょう。
私も以前は、やる気が無くなって波が落ち込んでくると「何をやっても自分はダメだ!」と悲劇の主人公のような心境に浸っていました。ですが今は、自分の弱さも強さも認めて、ネガティブな周期が襲ってきた時は「おっ、悪い波が来たな!」という風に俯瞰して観察するようにして、自ら進んではまっていかないようにしています。「あー、また来やがったか!」というくらいの感じで深刻にならずにラフに付き合えるといいかもしれませんね。
1.スコアラーにいただいた相手打者のデータを基に、相手打者の攻め方に集中する
2.その日はスピードの概念を捨て、投球としては球の出し入れにのみ集中する
仕事も同じで、調子が悪い時はスピードを出さず、丁寧にやることが大事だと思います。
さいごに、弊社の産業医のDr. ゆうすけ先生のメンタルクエスト
人生ハードモードの生きづらさからの脱出方法をRPGの冒険をするようにわかりやすく解説してくれている本。
ゲーム好きの先生が、馴染みやすい言葉でわかりやすくストレスコーピングについて教えてくださりました。
長時間より長期間働ける組織にしていくために、こういったストレスへの向き合い方、不調時への向き合い方を全社員に伝えていき、継続的に強い組織を作っていけるようにしていきたいですね!