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Product Leaders Week 2024のセッションレポート(Session 2 : LLM & AI|Kevin Wang Braze CPO)

はじめに

同イベントについて

一般社団法人 日本CPO協会が開催するプロダクトリーダー像について掘り下げるイベント「Product Leaders Week 2024」のday1に参加してきました。

もともと興味があった次世代MAツールBrazeのCPOである
Kevin Wang氏が登壇しており、話を聞いてみました。

ウェビナーの概要

ウェビナー概要
メルカリ、ディズニーなどの企業に向け、顧客エンゲージメントを
高めるためのプロダクトを提供する Braze 社にて、AIや機械学習の
チームを立ち上げ牽引してきた Kevin 氏が登壇。

顧客向けに送付されるメッセージやレポートを生成AIを用いて
最適化し、リアルタイムかつパーソナライズされたメッセージによる
インタラクションを構築している話や、プロダクトマネジメントの
プロセスそのものが生成AIによって支援され、PRDを磨き上げる
プロセスやテスト工程に適用されている未来のプロダクトづくりの
実践について語ります。

登壇者プロフィール

登壇者:Kevin Wang Braze CPO
KevinはBrazeのプロダクトマネジメントチームとUI/UXデザインチームを率いており、製品ロードマップの策定や研究開発をリードしています。2012年にソフトウェアエンジニアとしてBrazeに入社後、最初の製品と初期のエンジニアリングチームの立ち上げと拡大に貢献。

Brazeについて
https://www.braze.co.jp/

Braze(ブレイズ)は、Braze株式会社が提供するカスタマーエンゲージメントプラットフォームで、マーケティングオートメーション(MA)に分類されるサービスです。顧客の趣向を理解して、一人ひとりに合わせた最適なキャンペーンを配信することで、顧客体験の向上を実現します。

学んだポイント

AIは事業にどのような影響を与えているか?

1.PDR(Preliminary Design Review)をより良く書くためにAIを使っている
PDR(ピーディーアール)とは、開発において基本設計の妥当性や
実現性を確認する設計審査。現在はChatPRDなどが登場している。

2.自社のプロダクトについて考える際に、限界事例を見落とさないか考える
限界事例とはプロダクトの開発やテストにおいて、特定の条件下で
発生する問題やエッジケース(極端な使用状況)を見逃すこと。
生成AIのアプトプットを基にチームで議論する。

3.特定の人口統計などの市場調査の効率化
市場や特定のプロダクト技術・歴史の理解を深めたいときに活用。

4.プロダクトマネージメントプロセスの効率化
プロダクトのワイヤーフレームを取得するのに
デザイナーと協業し4週間かかっていたものが、
今現在ではPdM側でプロンプト書いて生成AIに
たたきをつくらせることで省力化できる。

5.分析の為のクエリの実行など生成AIに命令文を書かせる
創業期の時は自分でクエリを書いてテーブルを作ったりしていたが、
今は生成AIがある為、省力化できる。

PdMにアドバイス

6.もっと自分の直感を信じるべき
顧客や自社プロダクト技術の理解に基づき、
自分が正しくないかもしれないと思ってしまう時がある。
でも、そんなときは自分の頭の中の小さな声をもっと信じましょう。

7.いかに迅速に意思決定するかを大切にしている
品質を損なわずに迅速に物事を進めることが大切。
顧客はあなたのプロダクトを求めている。
迅速で効率的な物事の構築方法を考える。

以上です。
引き続きよろしくお願い致します。


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