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【調べてみた】SEO | 広告 | SNSオールインワン競合分析ツール Semrushとは?

1.Semrushとは?

Semrushは全世界1000万以上のユーザーが利用する、オールインワン競合分析ツール。社内外で利用しているマーケターを知っているので、業界認知度は一定あるのかもしれません。

SEO、広告、SNS、コンテンツマーケティングなどオンラインの様々な領域で競合サイトの調査・分析を行うことが可能です。

引用元:Semrush日本サイト

マーケターはこのツール一つでデジタルマーケティングの広範囲をカバーし、施策の戦略立案・実行に活用できます。

私は普段からWebマーケティングの仕事をしているので、SEO及びオンライン広告の競合調査がやや骨の折れるタスクであることは解像度高く理解しています・・・。

Semrushのようなツールがあると、競合サイトに関する検索キーワードや広告クリエイティブ(見出しや説明文)をクイックに洗い出すことができ、競合劣後しているポイントを可視化できます。

2.Semrushについて気になる点

データはどのように収集しているのか?

一般的にSemrushのような競合分析ツール(ex.Ahrefs)では下記2つのデータを収集し、数値算出を行っています。

①クローラーデータ
②特定の推計データ(※)
※クレジットカード、サードパーティープロバイダデータ

Semrushの場合、両データを保持しているので、①クローラーデータを使って検索結果に表示されている情報を出すことができたり、②特定の推計データ(サードパーティー)を基に推定トラフィック/属性/流入チャネルの分析が可能です。

ちなみに外部ツールごとで、取得しているデータに違いがあるそうです。

①クローラーデータ
→Ahrefs、keywordmap、タクトSEO など
②特定の推計データ
→Similarweb、Dockpit など

※参考情報
世界マーケティングツールの比較サイトでのSemrushポジション
https://www.g2.com/categories/seo-tools#grid

Google AnalyticsやGoogle Search Consoleとは何が違うのか?

こちらはSemrushサービスサイトのFAQから回答を引用します。

SemrushはGoogle Analytics(GA)やGoogle Search Console(GSC)と併用するツールです。それぞれに目的やデータが異なります。

GAやGSCは専ら自社サイトに関するデータを収集するものです。例えば、GAはサイトに訪問したユーザーの滞在指標や行動データ、GSCはサイトのクローラビリティやインデックス、順位などを明らかにします。一方、SemrushはGAやGSCでは分からない競合サイトの分析に利用するのが主な用途です

また、Semrushはトラッキングコードを使用しないため、トラフィックなどのデータは推定値です。したがって、自社についての正確な分析はGAとGSCで行い、競合分析とGA・GSCで取れないデータの分析にSemrushを活用する、という使い分けがベストです。

引用元:Semrush日本サイト

上記情報を踏まえるとGoogle Analytics+Google Search Console+Semrushを使い市場&競合分析を実施し、SEOや広告施策の最適化を考えていくのが良い気がしました。

類似サービスと比較してどのような点が優れているのか?

こちらに関しては図解資料をベースに比較するのが分かりやすいかと思います。

競合分析ツールの比較表

類似のサービスはAhrefs(エイチレフス)Similarweb(シミラーウェブ)ミエルカSEOなどが日本国内では一定知名度がありそうです。

私自身が普段の業務でGoogle広告などのオンライン広告運用、SEO文脈でのサイト内部対策やコンテンツマーケティングに関わるので、機能面で考えていくとSemrushの方がいいのかなという印象です。

あとはお値段がどこまで自社の予算に見合うか?サポートが充実しているか?契約サイクルが柔軟か?などが論点になりそうです。

ちなみに起業ログSaasというサイトに比較記事が上がっていました。機能や使い方について、詳細をまとめてくれています。

3.Semrushの使い方|優先的に使いたい箇所

競合サイトの分析

広告(or SEO)からドメイン概要画面へ。そこで自社と競合のサイトURLを指定すれば分析結果が出力されます。

サンプル画面:転職サービスdoda①
サンプル画面:転職サービスdoda②

競合と自社のキーワード比較(競合のキーワードから抽出)

SEOからキーワード比較を選択。その後自社と競合サイトURLを入力することで分析結果が出力されます。

サンプル画面:フォトブックサービスTinyko

また、キーワードマジックツールを使えば特定の検索語句を深堀することができます。

サンプル画面:検索語句「転職」×国はインド
サンプル画面:検索語句「就職」×国はインド

競合のリスティング広告を分析

管理画面の広告タブからリスティング広告分析に遷移。調査したい競合サイトのURLを入力することで分析結果が出力されます。

サンプル画面:レバテックフリーランス_広告履歴
サンプル画面:レバテックフリーランス_広告コピー

ちなみに、リスティング広告の競合分析については大枠の対応手順がSemrushが示してくれています。

Semrush|リスティング広告の分析手順

オーガニック検索分析(競合流入キーワード・ページ)

SEOのオーガニック検索分析画面から自社サイトURLを指定すると分析結果が出力されます。

サンプル画面:副業・フリーランス向けサービスHiPro
サンプル画面:フリーランスITエンジニア向けサービスHiPro Tech

ちなみに、SEO関連の競合分析についても大枠の対応手順がSemrushが示してくれています。

Semrush|SEO施策の分析手順

4.その他の参考情報

①Semrushの機能一覧ページ

②コンテンツ(記事ライティング)ツール
トピックリサーチ:関連キーワードやトピックをアイデア調査
コンテンツテンプレート:キーワード上位10サイトの上位項目の洗い出し
SEOライティングアシスタント:作成記事のアシスト機能
ページ改善提案(On Page SEO checker

③成果計測・改善 = プロジェクト
順位計測 (デバイス・エリア絞り込み)
レポート(レポート自動出力)
Organic Traffic Insights(サイト流入~コンバージョン)
Looker Studio連携
Site Audit(サイトのエラー診断)

④関連資料・How to動画
●Semrush 無料ウェビナー

●YouTubeチャンネル

●Semrush データのとり方資料|指標の意味とデータ取集方法

以上です。引き続き勉強を続けます。


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