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お祝いの品としてのベルトと成人になったあなたへ

モノでもヒトでも

光り輝く

それは「良いことだ」

真っ先にそう思う
それだけで良いと思うし
そうありたいと思う

だけど
「光があるところには影もある」
そんな風に当たり前に思う大人になった僕にはどこまでできるんだろう。

社会的には大人になった皆様おめでとうございます。

成人のお祝いの品としてベルトを作らせていただいたときの話
(そもそもね、20歳の方へのプレゼントとしてベルトを選ぶそのセンスですよ、素敵ですよねー)

made in Italy
真鍮製のバックル
くすんでいるのは
空気に触れている環境でゆっくりと酸化してきた経年変化する素材ならではの風合い
シンプルでいながらの上質なバックル

さすがのItaly design
このRが堪らない

曲がり具合のフォルムが本当にカッコ良い
それじゃあ、このまま革をつけてベルトとしてみようか?

・・・

そんなはずもなく
金属磨きで磨きをかける

それは「適切な道具を使って、今一度光らせる」ということ
適切に道具を使うと光ります
それは明白な事実です

人間だって誰しもが適切な道しるべで光るのか?
それは明白な事実となりうるのか?
光りきったその先は?

枯れていく未来をも楽しむ

磨きをかけつづけることを楽しむか

自分らしさはどこにある?
何度くすんでしまっても
適切な処置で何度でも光るのです

例え、社会的に落ちた人だって、
適切な期間、モノ、人で何度でも光るはず
そう信じていても良いはずです。
歳をとって「振り返れば人とは違うカーブした人生だった」って?
全然大丈夫。

そのエキスが味と魅力になるはずですから。
スポットライトの当たらない人がいるから光る人が際立って見えるということ。
みんな光ってたら、それは誰も光っていないこと。

この先はどんな社会になっていくんでしょうかね

そうあなたたちこそが未来のはずです
僕だって傍観しているつもりはありません



さぁさぁそんな輝くバックルをベルトのカタチにもっていこう
真鍮と革
共に経年変化する素材同士の共演

ベルト となる
使ううちに革とともにくすんでくる

鈍く光る
日本的に言うなら いぶし銀
良いな
良いな
長さは使われる人に合わせてつくる

それは小さなお店だからこそのできること
それは一人一つのモノに真面目に向き合う ということ
あなたにだけ目を向ける ということ
剣先まで気をぬけない
しっかりと寄り添うフォルムとする
裏面にSugiSの印を

Italy ト SugiS(japan)の共演

アリガトウゴザイマス
アリガトウゴザイマス
成人のお祝いで のプレゼント
喜んでもらえたかなー?

光る大人でも、光らない大人でも、いぶし銀の大人でも、
なりたい大人になれる今の時代
だからこそ、悩むことも大いにありますが・・

選択肢と責任が増える大人になるということ

このベルトをつけて、大人をどう生きていくんだろう?

厳しくも楽しい大人の世界にようこそ ようこそ


あぁどうでもよいこと言ってるな

20歳の新成人の方がここを見てくれている確率なんてほぼ0だろうし・・

それでも僕は好き勝手に言うのです

自分らしく生きていくことのみ
諦めるな

その挑戦の中でいつか一緒に楽しいことができたら最高です。

僕はSugiSと出逢ってくれた方が、より自分らしく生きていけるモノをつくり続けたい

あぁ
なんだか やっぱり 自分への鼓舞になっちゃった

総じて
よくも分からん偉そうな大人になっちゃった

まぁそれも僕のカーブした味としておくれ

読んでくれた恐らく大人の皆様
ありがとうございます

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