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鋏に上手に寄り添う革で出来たモノ

ある日、SugiSにお持ちいただいた鋏とその鋏を収めるケース

それは仕事で使う 必需品

様々な職種があって、それぞれに道具がある。
そんな道具の縁の下の力持ちみたいな存在って結構多くありますよね、皮革という素材はかくある素材の中でも、かなりの頼れる素材。

そんな革を使って、
今より使いやすく、今より長く使えて、今より自分らしさを盛り込んだケースは一つの道具というより相棒となりえるモノ。

さぁ カタチにしていきましょう。

まずはこれまで使われてきたケースをじっくりと見てみる所から始まります。

ビビットなオレンジ色は良いが、
作りと仕様はおまけみたいな感じで、これじゃあ頼りがいのないもやし君
この形の仕様だとそこが裂けるよね?

という所が裂けている。
刃先とケースの間に余白が無さ過ぎて、突き破ることもしばしば・・
ということで、
危ない とまれ です。
さぁ 鋏の形状をしっかりと見ながら
鋏にあらがわず、寄り添うようにつくるコト

より長く、使いやすく、相棒と呼べる仕様へとアップグレード
革の色、ステッチの色をセレクトいただき
しっかりと形になりました。
装着
抜群のフィット感で寄り添う
裂けやすい箇所は手縫いで補強
開き方が違うので、もう多分 大丈夫。
先っぽにあえて余白を作る
これで刃先が飛び出てくることもないでしょう

刃物には大前提としての安全を。
鋏留めベルトがぐるっとまわってくる仕様とすることで
裂けにくく、片手でも開けやすいように
比べて見ると近しいようで結構違う
お渡し後にお会いした際にも、「しっかり使えてます」とのことでホッとする。

ありがとうございました。


あぁ
こんなにも道具にも使う人にも寄り添ってくれる皮革という素材はなんて良い素材なんでしょう!

とか、言ってみる。

でも本当、僕自身こんなにも革のことが好きになるなんて自分でも思ってもみなかったことですし、今では革のみにあきたらず牛のことも大好きになってますし、歴史も深けりゃ、奥も深い、僕にとっては魅力の塊のような素材です。

その分、敬意をもって革を活かしきったモノをつくることの難しさとも常に向き合っておりますが・・。

あっち系の人からしたら、ケツ蹴り飛ばしたいでしょうね・・笑

SugiSは「ONOMICHIから日常生活に革を」です。

どれも、これも革に関することなら、お任せあれ です。



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