2022ファジアーノ岡山にフォーカス41『Rodo to J1 22~23補強ポイント』Part1(GK編)

 2022シーズンのJ1への挑戦は、開幕戦の快勝の勢いを持続できなかった、勝ち切れなかった序盤戦。中盤から終盤戦に向けて少しずつ、チーム力を高める事ができ、勝ち点を大きく伸ばせた。しかし、勝負所の試合で、アクシデントや緊張から持ち味を出し切れず試合を取りこぼしたことで、自動昇格圏を逃し、迎えたプレーオフでは、終盤戦に垣間見えたカウンタ―への弱さや決定力不足が響き、敗れ去った。

 では、今季の岡山に何が足りなかったのか?どうすれば、J1に届くのか?もっと強くなれるのか?〇〇な選手がいれば・・・。その〇〇な選手が、何故必要なのか?

 ジェフユナイテッド千葉のオシム時代からサッカーを見始めて、代表やJリーグの試合(主にカップ戦)中心に、TV観戦や現地観戦を通じたJFL時代からの現ファジアーノ岡山サポーターのサッカー好きの筆者が、私見ながら今回のフォーカスでは、言及していきたい。

 それでは、よろしくお願いいたします。

全文無料公開。スキーやフォローや、購読などをして頂ける記事を目指しています。一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。

Part1(GK編)

1、ポジション動向

開幕時
1梅田 透吾、13金山 隼樹、21馬渡 洋樹、31谷口 璃成
シーズン途中のIN
35堀田 大暉、45脇谷 静香、49ナジ・ウマル
シーズン途中のOUT
1梅田 透吾、21馬渡 洋樹

2、シーズン経緯

 梅田 透吾が、正守護神として開幕からゴールマウスを守った。ただ、その契約形態は、歪であり、育成期限付き契約でありながら、夏場までの契約に留まっていた。清水サイドが、何かアクシデントあった時に、無条件で戻せる保険をかけたのではいかという交流のあった他クラブのサポーターの方の意見を聞いて、その可能性が高いのではないかと納得できた。シーズン通しての契約にした場合は、岡山側の了承が必要となることと、生え抜き選手の他クラブへの完全移籍への流れを警戒しての駆け引きがあったのかもしれない。しかし、この契約に関係なく、その契約期間より早く、契約が解除されて、梅田 透吾と岡山との別れが早くなる事態になるとは夢にも思わなかった。

 それは、チームの軸が固まる前の出来事であった。ペナルティエリアを出るかで出ないかの処理で、大きな負荷が脚にかかったことで、膝の靱帯断裂の大怪我をしてしまいシーズン絶望となってしまった。FP(フィールドプレイヤー=GKを除くポジションの選手)とは違いGKの選手のユニフォームは、開幕してしばらく経ってから届くが、届く前にチームを離れたことで、梅田 透吾がプレーする前で、黄色のユニフォームを着用することができない事態となってしまった。

 この結果、梅田 透吾と新戦力が融合した新星ファジアーノ岡山の22シーズンの完成形が、陽の目に当たることなく、岡山との契約が解除されて、清水に戻り、怪我の治療に専念することとなった。梅田 透吾が、チームを去る際には、その試合のスタメンの選手達が、梅田 透吾の1のユニフォームを掲げ、チームを去る事になった梅田 透吾とファジアーノ岡山の選手達のココロヒトツニにできていることを内外に示した。その後も梅田 透吾の存在を忘れることなく、特に41徳元 悠平は、梅田 透吾の1番をアピールした試合もあった。また縁があれば、ファジアーノ岡山の選手として、梅田 透吾に戻って来て欲しいと強く思えたし、こういった粋なはからいは、気持ちを熱くするものがあった。

 正守護神のピンチを救ったのは、13金山 隼樹である。経験豊富なチームの精神的支柱の1人である13金山 隼樹は、気持ちを前面に出したセーブで、チームの危機を何度も救った。ただ、チームとして、2失点よりは1失点、1失点よりは無失点。GKとしてのシュートへの反応や足下の巧さ、機動力。こういった部分を加味し、緊急補強に動いた。

 当時21番の背番号であった馬渡 洋樹と湘南の堀田 大暉の(湘南のGKの人数確保のための)実質トレードという形であり、あらゆる公式戦で、湘南との対戦では出場することはできないという契約であった。実績は、主にJ3であり、後に腰を痛めていた経緯もあったことを知ったが、梅田 透吾の穴を埋める事ができるのか?金山 隼樹より安定感があるのか?加入当初は、こういった不安が、どうしてもあった。

 ただ、この心配は、杞憂であった。抜群のシュートへの反応の速さと、機動力を活かした広い守備範囲、組み立てに関与できる足下の技術、そして全ての安定感に繋がる視野の広さと的確な状況判断。全てがハイレベルで、岡山の守備の安定感を一段も二段階も高める事ができた。その安定感は、まるでレフティの梅田 透吾といってもいいぐらいで、一時期J2リーグでナンバーワンのセーブ率の高さを記録した時期もあった。

 その後もチームを何度も救ってきた35堀田 大暉。13金山 隼樹もセカンドGKとして、ベンチからチームを鼓舞して来た。終盤には、J1でのホームグロウン枠とコロナのクラスターを意識しての登録が予測できる45脇谷 静香と49ナジ・ウマルを2種登録し、A契約枠ギリギリのチーム編成のやり繰りをした岡山。

 その後は、35堀田 大暉を軸に13金山 隼樹が、セカンドGKという形で最後まで戦いきった。リーグ5番目の失点の少なさで、チームの守備の安定は目を見張るものがあった。加入当初に目立っていた、35堀田 大暉のビックセーブこそ減ったものの3~5人体制で戦うことが多いGKというポジションの中で、大きく動いたチーム事情の中で、巧く1年間戦いきったと言えるシーズンであった。

3、補強ポイント

 岡山の経済規模を考えると、正守護神を競わせるというよりは、1人を軸に編成して戦っていくというのが現実的な選択と言える。シーズン終了時点で、35堀田 大暉(正守護神)、13金山 隼樹(2ndGK)、谷口 璃成(将来の正守護神候補)、45脇谷 静香&49ナジ・ウマル(将来の岡山のプロ選手&HG枠+育成枠該当選手)で、来季も戦うのも1つの手ではあるが、実質3人体制とも言えるので、怪我のリスクを考えるのであれば、A契約ではなく、実践数だけ足りなかった岡山に育成型期限付き移籍での加入前の梅田 透吾のようなJ2やJ1での実績だけ少ないが、実力や将来性のある選手を獲得するのも1つの手である。

 しかし、本筋としては、まず35堀田 大暉の完全移籍での獲得や期限付き移籍の延長を第一に考えたい。終盤でのビックセーブこそ減ったものの連係面やフィードの安定感などを考えると、スタートダッシュに繋がるアドバンテージを作れる選手に成り得る選手であると思います。

 ただ、湘南側の意向や岡山で実績を残したことで他クラブとの競合になることも十分考えられるので、あらゆる事態を考えて動く必要性が生じることは間違いない。心情的には、梅田 透吾に声をかけて欲しいところではあるが、義理的には、清水側からの打診や本人の強い希望がない限りは、表だって岡山から動く事は、時期早々で難しいと言える。

 実質3人体制+2種登録の選手で戦って行くのか、4人体制+2種登録の選手で戦って行くのか。この二つを天秤にかけながらストーブリーグを戦って行くこととなる。

4、GK編まとめ

①軸となるGKを1人確保。
②3人体制か4人体制か。
③実績の少ない有望なGK。
④2種指定の選手をどうするか。

 少人数で、唯一手を使うことができる選手。それだけに難しいポジションでもある。また、途中交代での交代も基本的には、アクシデントがない限り行われる事のないポジション。実戦で、選手を育成をすることが難しく、有望な選手は、期限付き移籍で、経験を積むことも多い。ただ、ピッチに立つ11人の選手の中で、最も後ろからピッチ全体を見渡せる選手であり、GKのコーチングは、監督の一言のように重く、選手をプレーで鼓舞できるだけではなく、声でも鼓舞できる精神心的支柱になりえるポジションである。

 来季の岡山のGKの正守護神が誰が任されるのか。35堀田 大暉の去就と梅田 透吾の復帰や元岡山の他の選手の獲得はあるのか?それとも新たな正守護神候補を獲得することはあるのか。チームの精神的な支柱に成り得るポジションだけに要注目である。

 また、梅田 透吾や35堀田 大暉のように足下がしっかりした現代的なGKであることが、セーブ率やハイボール処理の安定感と同じぐらい重要となってきていて、年々GKに求められるハードルは高くなっている。梅田 透吾のユニフォームが良く売れたように、人気もでてきている。岡山からJ2のベストイレブンのGKが誕生する可能性も十分ありえることだ。いや、出て欲しい。そういった期待のできるGK陣に、来季もなって欲しいですね。

 GK編は以上です。次回のフォーカス41のPart2では、DF編の公開予定です。よろしくお願いします。

文章=杉野 雅昭
text=Masaaki Sugino

Part2(DF編)は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/nda136cac233f

Part3(MF編)は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/nde3bb894d920

アディショナルタイム(おまけ)

ファジ造語

チアゴ・タイム
 7チアゴ・アウベスのプレーの一つ一つにサッカーを楽しむという遊び心があり、そこに技術が伴った左足の凄さを称えて「悪魔の左足」と、呼ばれている。その左足を活かして、何処からでも何時でも狙っていて、7チアゴ・アウベスが出場している時間帯は、岡山の大きな得点源と言える。

本山丸(イメージは真田丸)
 大阪の陣で、大阪城に迫る徳川の軍勢に対して、真田丸は、大阪城の弱点を補う出城として築かれた。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の弱点は、釣り出されたときや、スピードであるが、26本山 遥かが主に、そういった守備対応をすることで、3選手の良さをお互い引き出すことで、守備が安定して、堅守を構築に繋がっている。

参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」
2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777

ヤバス要塞
 語呂を意識して、5柳 育崇の「ヤ」と、23ヨルディ・バイスの「バとス」の二文字を抽出して、「ヤバス要塞」と、表現した。防衛において重要な地点の砦。砲台もある砦のことも指す。高い対人守備だけではなく、ロングパスの精度やセットプレーの得点力があり、まさしく要塞と言える。攻守で強みを発揮できる「ヤバス要塞」として、難攻不落を目指す。

梅田アウォール
 ファジの最後の壁。ファイアウォールに比喩した表現。戦術や個の力、連動性といった攻撃で、ゴールを狙ってくる様々な攻撃をシャットアウトする。そして、バックパスの受け手として、フィードや組み立てる一人として、パス交換(情報通信)。後方からの冷静なコーチング(情報の発信)。多くの情報を整理し、最的確な決断ができるGKである1梅田 透吾の良さを表現したファジ造語。

0バックシステム
 攻撃的で積極的なオーバーラップや得点力のあるCBである5柳 育崇や23ヨルディ・バイスのCBの2選手と、SBが本職である26本山 遥といった流動性のあるDFラインを形成することで、攻守において、自由に動くことで、攻守での手厚い状態を作り、数的不利になりがちな局面で、数的有利の攻撃シーンを演出し、守備でも積極的なアクションで、事前にピンチの芽を摘み、流動性から生じる集中力と緊張感から、カバー&フォローで、リズムを作り出す戦術システムのファジ造語。

木山ファジVer1
 2022シーズンの開幕からトライした新システムの4-3-3。超攻撃的なサッカーで、7チアゴ・アウベスを軸とした、自由と個の力を前面に展開していく。選手のコンバートやルーキーの積極起用で、勢いと爆発力があった。攻撃だけではなく、前からの守備でも効果的で、嵌める・奪うから得点に繋げることのできた試合もあった。ただ、対戦チームの対策が進む中で、勝ち点3が遠く、順位を下げて行く中で、4-3-3の戦術的アップデートの一時中断からの路線変更を余儀なくされた。

木山ファジVer2
 10節という節目で採用された4-4-2。4-2-2-1-1とも言える形で、4-2-3-1とも言えるが、ダブルボランチを採用することで、攻守での安定感が高まった。有馬ファジの4-4-2とは違い攻撃的な選手と、ロングパスの得意な選手が多く、速攻を主体として、速さ・強さ・高さを前面に出して、ゴールに出したことで、今季のメンバーに寄せた4-4-2。効果的なサイド攻撃やカウンター攻撃は切れ味鋭く、中央ラインの強固さで、J2屈指の堅守となった。

ヤバスギタ山城
 柳の「ヤ」、バイスの「バ」と「ス」、喜山の「キ(’’)」、堀田と梅田の「タ」、そして本山と喜山の「山」。まさしく攻略の難しい山城。そしてセットプレー=飛び道具が効果的な組み合わせとして、岩政 大樹時代を彷彿させる高さと強さを感じる。今後も色々な選手や形を試して行く中で、より強固にして欲しい。

木山ファジVer2.5α
 現状の個の力に赴きをおいたサッカーに組織力を強化することで、攻守でのより高みを目指す。特に重視するのが、「主導権を握るサッカー」。ただ、現状は、後で回すだけに留まり、プレスを受けてしまうことやパスコースが限定される中で、前線の選手の自由が制限されてしまうことで、パスがカットされたり、ゴールに向かってシュートに行く前に奪われたりと、逆にカウンターを受ける事が多くなってしまっている。もしかすると、別の形を模索することとなるかもしれないが、現状は明確な方向性のサッカーを体現できていない。

木山ファジver3
 前半は、15ミッチェル・デュークを軸としたサッカーを展開し、7チアゴ・アウベスの投入を皮切りに、パスに赴きを置くサッカーに展開して行く中で、22佐野 航大のプレーの変化や15デュークと7チアゴの連携、SBの関与、セットプレーの回数を増やす事で、ゴールに迫るスパークをかけることで、90分間での得点機会増に繋がっている。ただ、自分達が主導権を握るサッカーという点では、依然として課題が残っている。そこを残り約10試合で、カバーできるかどうか。

雉プレス(ファジアーノプレス)
 90分間のフルタイムの間、岡山式のハイプレスを続けること。2トップ、2列目、アンカーの7選手が積極的に、前からプレスをかけて、相手の組み立てを大きく牽制し、ボールを奪えれば、強力な2トップと2列目の選手が襲いかかる。そのプレス網を抜けても最終ラインの選手が、前に出て対応し、プレスバックで、自由を与えない攻守一体の岡山式プレス。

木山ファジBEST Ver1
 木山ファジの完成形。岡山が採用してきた3バック、4バック、5バックを1つのサッカースタイルとして体現。時間帯によって形を変える事で、対戦チームの対策を許さない。個性豊か選手を巧く起用することで、個の力を最大限引き出す。チアゴタイム、本山丸、ヤバス要塞、雉プレスと組織と個を融合した攻守にアグレッシブな完成形の1つ。

木山マジック
 あらゆる選択肢と可能性にセオリーや絶対はない。挑戦から修正、そして正解に近づいて行く中で、サッカーの完成度、総合力を高めていく。チームとしての戦術の幅は広がり、対応できないサッカーにより近づく。徹底した個人戦術と、組織的に戦術を兼備。予測不可かつ大胆な起用や策は、実は最適格。正攻法もしっかり採用し、その本質を見抜く慧眼と決断する豪胆さを持った勝負師でありながらリアリスト。その一手で、勝利を手繰り寄せる。

岡山一体
 輪笠 祐士が「秋田一体」のDNAを岡山に持ち込んだ。その時と同時にチームは、コロナで主軸に陽性者が続出の危機的状況に陥った。ただ、「秋田一体」のようにチームの総力戦で、新加入の輪笠を含め、横浜FCにこそ敗れたが、結束して2勝1敗に乗り越えた。こうした経験がチームを一つにし、粘り強さと勝負強さを兼ね備えた結束力が、今の岡山にはある。

「岡山一体」のファジ造語の由来は、もちろんブラウブリッツ秋田の「秋田一体」

Okayama Style
「ハードワーク・堅守・デュエル」の3本柱をベースに4バックと3バックのメインシステムを軸にしつつ、攻守や状況に応じて変化する可変式を採用しつつも、システム自体も変更できる点が武器で、戦術の幅が広い。自由な発想をベースに個の力も躍動。自由と組織が一体となった新しいKIYAMA STYLEとも言える2022シーズンのファジアーノ岡山のサッカースタイル。

マリオネットストラテジー
 操り人形という意味ではなく、操り人形の構造をイメージしたファジ造語。選手と監督が意図(糸)で繋がっているが、選手と監督に主体性が存在して引っ張り合っても、切れない意図(糸)。それが、絶妙な組織力として強さに繋がっている。2022シーズンのJ2においては、試合の意図したように操る。この戦い方を極めていくことで、岡山の土俵で戦える術を岡山は、磨いてきた。対戦チームには、異質(別の競技)のサッカースタイルにも映るかもしれないが、これが、Okayama Styleの完成を目指すマリオネットストラテジー(主導権を握る戦略)によって、作り出されたサッカーなのだ。

ウルフシステム
 後方の守備のバランスとパスの選択肢を増やす事で、攻守でより手堅く戦える受けの守備スタイルカラーを強めた形。スペース(隙)を少なくして、距離感を良くすることで、安定が生まれた。その結果、前線の1トップ2シャドーは、攻守でより自由に動けるようになった。中盤からのインターセプトからのカウンターの切れ味や中盤から前に出て行く推進力もこの形の武器であり、魅力。今後のオプションの1つで、雉プレスも新たなフェーズに突入した。

岡山の矢(3本の矢)
 試行錯誤の経て3-1-4-2をベースとした3バックと4バックの可変式に辿り着いたOkayama Styleで得た3本の矢。1本目は、右サイドの全権を握る16河野 諒祐の攻守の上下動からの右足で生み出される攻撃の矢。2本目は、左WBを任せられるタイプの違う選手達の仕掛ける自由と崩す自由のゴールへ向かって行く攻撃の矢。3本目は、41徳元 悠平がCBを兼任することで負担を軽減し、90分間ロングスローをする可能とする攻撃の矢。

雉語録(ファジ語録)
 ファジアーノ岡山も歴史を歩むごとに多くの人がそれだけ絡んで来た。監督や選手だけではなく、スタッフやサポーター、ボランティア、記者の方々など。その1人1人想いは、歴史として語り繋がれる。中でも木村元社長、岩政先生や椎名選手、バイス選手の言葉は、人の心を掴んで来た。その言葉は、記事のように多くの人に伝わり、多くの人の心を動かした。そして、その言葉の数々は、雉(ファジアーノ)の言葉として、将来の世代へと羽ばたいていく。そうした言葉の1つ1つは、岡山の力となる。それが、雉語録である。

代表作

2021ファジアーノ岡山にフォーカス46
J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」
は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/n511a1b501907

筆者紹介

杉野 雅昭
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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