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外出自粛日記 5月7日 バッグから考えるコロナ後のファッション

GW明けはいつも憂鬱な気持ちになるけれど、今回はあまりにもぬるっと連休が終わってしまったため、別段憂鬱にもならなかった。

ところで、みなさんはリモートワーク中、どんな服で過ごしていらっしゃるのだろうか。私は、普段会社に行く時と代わり映えのない格好をしている。何を着ていても大丈夫なのは、漫画編集者の仕事のいいところだ。

着心地のいいジーンズに、この季節はトップスはパーカーが多い。寒い時にはパーカーの下に長袖のカットソーを着る。仕事服のカジュアル化は相当進んでいるけれど、ここしばらくの間、ファッションはさらに急速にカジュアル、というか実用的に変化しそうな予感がする。

私は、コロナウイルスが流行して以降、めっきり革のカバンを持っていない。そもそも、緊急事態宣言が出てからは、ほとんど外出しないので、バッグ自体を使うことが激減したが、たまの外出時には、布製のバッグばかりを選んでいる。なぜかというと、外出後、気負いなく洗えるからだ。布の洗えるバッグには、きちんとした格好は合いにくい(もしかしたらそういうデザインのものもあるかもしれませんが)。洗い晒しにできる強い帆布のバッグが、今はとても使いやすい。もしくは、消毒スプレーを心おきなくかけられるアウトドアブランドのナイロンバッグも心強い。それらを選ぶと、調和をとるために、服はどうしてもカジュアルになる。バッグと同じく、カジュアルな服は、家で簡単に洗濯乾燥できるものがほとんどで、そんなところも魅力だ。

公共交通機関をなるべく使わず、自転車やマイカーでの通勤に切り替えた人も多いだろう。マイカーであれば、履き心地のいい靴さえあれば格好はどうでもいいかもしれないが、自転車の人はスニーカーとメッセンジャーもしくはバックパックが標準装備になる。

今後、感染リスクを下げるために、なるべく屋外で活動することを考えた時、雨に強い素材の服も需要が増えそうだ。これからしばらくは、私も断捨離しながら、機能性の低い服をバサバサと人に譲り、アンダーアーマーやエーグルなどの高機能服を揃えたいとおもっている。

でも一方で、コロナ後に、一流デザイナーがどんな服を提案してくるかが、オタクとしてはとても楽しみ(買えなくても)。

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杉田千種
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