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ビッククラブは1日にしてならず
フットボールにおけるビッククラブとしての風格や威厳の形成速度は会社も同じだと思う。
ヨーロッパに旅行をした際、イギリス、フランス、イタリアで全4試合フットボールを観戦する機会があった。
2チームはここ10年でビッククラブへと成長を遂げ、もう2チームは数十年間世界のビッククラブとして君臨している。
この対照的な4チームの試合を短期間で観戦することで、面白い特徴が見えた。
近年ビッククラブへ成長したチームのサポーターは、失点すると沈黙し得点チャンスに入ると盛り上がる。ゲームの流れそのままに反応するかのようにサポートする。
一方、長年のビッククラブは失点後こそ大きな声援を送りチームを後押しし、得点後であっても味方の緩慢なプレーは許さず、気合の入ったプレーに拍手を送る。
そうした声援に選手は良い意味で触発され奮起しているのがよく見えた。
「サポーターは11人目の選手」と言う言葉をよく体現している。
フットボールクラブとは、選手やフロントだけではなくサポーターの作り出す雰囲気で物語られると感じた。
転じて、会社もその時の勢いだけでは文化の形成にはいたらず、日々の細かい決定やスタンスを貫く姿勢が地層のように積み重なって文化になるのではないかと勝手に解釈した。
ビッククラブは1日にしてならず。