主語は誰か
実は子どもが登校(小学校)を渋るようになり、週に2日午前のみを目途に授業に付き添う生活をしています。
(仕事の調整とかいろいろ大変ではありますが、自分も子どもも無理をしないさせない焦らない、をモットーに、長丁場も覚悟して付き合います)
これまで学校公開も行かない日があるほど、学校のことはあまり気に留めていなかったのですが(反省です・・・)
学校に足を運んでいるといろんなことに気づかされます。
毎朝検温して登校していますので、検温表が全員分あるか、熱がないか確認し、検温していない子は教室で検温させます。
休み時間は低学年・高学年で時間を区切って校庭を開放しています。
給食の配膳、気を使ってますね。
マスクを着けていない子がいれば声をかける。
三蜜を避ける?2メートル離れる? もうそんなのまったくもって無理です。。隣の子とは1メートルも離れていません。
下校後には教室を消毒したりもしているとのこと。先生がやることが増えている印象です。
さらに授業の遅れを取り戻さないと、と先生はきっと焦っていることと思います。
授業中、子どもの様子を後ろから見ていますが、笑っちゃうくらい子どもが集中していない(苦笑)
先生の板書を写し終えて暇をしている子もいれば、
物差しや消しゴムをずっといじっていて、板書もせずにいる子もいる。
残念ながら、つまらなそうです。こんなことをいうのもナンですが、時間がもったいないなぁと。
30人強で一斉授業をすることの限界をひしひしと感じます。。
今の授業は主語が「先生」になっているのではないか。
「必要時間数を使って教科書の範囲を進めるための授業」という目線、
つまり先生の視点での授業に終始しているように見えてなりません。
(そういえば、オンライン化について話をすると「先生がやりたい授業がある。それをオンラインでやるのは難しい」という話が出たことを思い出しました。先生がやりたい授業って何だろうか。先生が主語でいいんだろうか)
ICTツールを使って、個、つまり子どもそれぞれが主語となった学習が実現する可能性があると考えています。
他区の事例で、GoogleClassroomを使った授業のデモを見せてもらって本当に驚きました。こんな世界があるのか!と。
しかし間違ってはいけないのは、ICTツールを使うことが目的になってはいけないこと。
そもそも子どもは自ら興味があることを学び、伸びていく力があるはず。
ICTツールを使って、子どもが主体的に学ぶ環境を提供すること。
先生側の意識改革も必要となりそうです。
私たちに何が出来るのだろう。
まだまだ答えは見つかりませんが、今の学校の様子を見ることができたのは大きな収穫です。
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