64*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび)
猫とは、こんなにも跳ぶものなのか。勢いよく走ってテーブルから流し台への跳躍はまだ理解ができた。衝撃を受けたのは、走り込み、テーブル、流し台、ここからLの字に電子レンジ台、食器棚の上の神棚、冷蔵庫の上、という一連の素早い移動を目撃したときだった。二塁打と思いきや、ランニングホームランされてしまったピッチャーのごとく、私は膝から崩れた。クロよクロ、どうしてそんなに俊敏なの。。
「だめ!」
我に返ってクロを怒っていると、どこからか現れたきびが私の足を齧ってくる。きびよ、きび、どうしてそんなに舎弟気質なの。。
「クロちゃんが残したカリカリも食べる。ぜーんぶ食べる」↑きび
怒られたあと、ほんのちょっと孤独に浸るクロ↑
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