超久しぶりの更新!友達に英語コーチングをやってみた!
どうも!
人生の方向性を悩みに悩み、自分との対話が尽きないスギです!
趣味「悩むこと」といってもいいくらい笑
今日は、友達に英語コーチングをしてみました。
お互い手ごたえがあったので、ブログにまとめてみます。
今日僕が伝えたことは
「自分で理解できることと、できないことの線引きをはっきりさせる」
の一点集中!
今の世の中、勉強法や「できない⇒できる」に変えた体験などはあふれかえっているのに、
「英語をやりたいけどできない」
「やってはいるけど伸びない。手ごたえがない」
という声は昔と変わらず見かけます。
その主な原因は、
①選択肢が多すぎる
②SNSで無限に湧いて出てくる「すごすぎる人」
③自分の現在地と目指す方向の認識が自分でできない
といったことがあると思います。
個人的には、①と②は気合と根性でなんとかコントロールできる人が多いと思いますが、③はけっこう難しいのではないかと思います。
③については、人の力を借りた方が早いです。
ということで、友達にコーチングをしてみました。
友達は、
・英語を勉強し始めて4年ほど
・TOEICは500点前後
・教材はかなりの数を試している
・勉強法を調べて実践もしてる
・自分のレベルに合っているリスニングについてはネイティブの速度で「おおまかな意味」は取れる
・伸びないことに葛藤しながらもコツコツ続けていて、これからもコツコツ続ける強い意志の持ち主
・エンジニアなので自分で単語帳アプリを作ってしまうプログラミング職人(マジでその能力ほしい笑)
↑自分で入力した単語は、各単語アプリ等と連携させて、発音や辞書機能・覚えたかどうかの仕分けなんかもできるようになってます(それ売れるレベルよ笑)
さて、今日やったことの一番のポイントは
「自分で理解できることと、できないことの線引きをはっきりさせる」
です。
それをベースに、伝えたこととしては
①英語力を上げる長文の読み方
②単語・文法・実践的な勉強の割合
③英語力を上げるリスニングのやり方
の3つです。それでは順番に見ていきましょう!
①英語力を上げる長文の読み方
まず、使う英文を用意してもらいました。
選ぶ基準は、
「自分が知ってる単語が8~10割の長文」または「だいたいどういう内容かが分かる長文」
この理由がそのまま英語力を上げるコツになるので、やってもらったことを書きます。
まず、出てくる単語を一語ずつ自分が知ってる意味やイメージを頭に浮かべてもらいました。
8割ほどの単語が分かっていたので、おおまかな内容がつかめていました。
正直、それができるなら教えることはとくにないかなと思いました笑
確認として、僕だったら読むときに頭の中がどうなってるかをざっくりデモンストレーションしてみたら、英語力を上げる課題が浮かび上がってきました。
彼が理解できたところと理解できなかった箇所を教えてもらいました。
意味があやふやだった単語と文法の用法が分かり、そこについて少し解説すると、
「今の解説でかなりはっきり理解できた!」とうれしい一言^^
彼の場合は、「品詞の役割と語順の理解」はかなりできていたので、そこの説明は省略。
単語については、関連する単語を紹介して印象に残るように説明しました。
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serveは「仕える、差し出す」といった意味があり、仕事・スポーツ・食事などの話題でよく出てくる。
・卓球やテニスの「serve」
・業務を提供する意味でのサービス「service」※割引では使わない。
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to+不定詞の用法の確認
・名詞的用法「~すること」
・形容詞的用法「~するための」
・副詞的用法「~するために」
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単語については、品詞についての理解があったので、あとは辞書を引いて調べれたら自分で進められそうでした。
不定詞の理解については、文法全体で言える課題が見つかったので丁寧に説明しました。
文法を理解するときのポイントは
「日本語にしたときに違和感がないかどうか」
・映画を「見ること」が好き。
(名詞としての役割)
・蚊が部屋に入ってこないように「するための」対策を考えている。
(形容詞としての役割)
⇒「どんな」対策なのかを説明する役割
・本を「借りるために」図書館に行った
(副詞としての役割)
⇒何を「するために」行ったのかを説明する役割
とくに不定詞は、形容詞的用法と副詞的用法の理解が難しいです。
しかし、これは日本語にすることではっきり分けれます!
「~するための」というと、そのあとに名詞が来ないと日本語的にかなり気持ち悪い。
「~するために」というと、動詞につながらないととっても変な感じがします。
そんな感じで、単語や文法について、
「理解できることと、実はあやふやだった部分」をはっきりさせていきました。
「できそうでできないこと」は記憶に残りやすいので、いつか自分で調べたときに、
「そういうことだったのか~~~~~~~~!!!!!!!!!」
という感動を味わえます笑
これが学びの醍醐味ですよね^^
これを味わった分だけ一生忘れない自分のものになりますね!
そして、教える側としてはそれを直接教えたくなることをグッとこらえるよう気をつけたいです笑
続いて
②単語・文法・実践的な学習の割合
これは学習が進むにつれて割合が変わることを紹介しました。
さすがに、どんな英語にふれても単語が全然分からなかったり、文法の知識が壊滅的だったら、丸暗記するしかなく、なかなか英語力の伸びを実感することが難しくなります。
※ただ、何も考えずに丸暗記もある程度大量にできれば武器にもなります。それについては、少し長くなるのでまたの機会に。
さて、これらの割合としては、
(初期) 単語 5 : 文法 3~4 : 実践 1~2
(中期) 単語 3 : 文法 3~4 : 実践 3~4
(後期) 単語と文法 5 : 実践 5
(自分で学習できる) 単語と文法 1~2 : 実践8~9
くらいの割合で変えていくといいと思います。
文法については、中学英語が使いこなせるようになれば十分。
単語については、文法の教材に出てくるような単語が分かれば、基礎的な単語がマスターできていると考えていいと思います。
その後も知らない単語はいくらでも出てきます。
それは一生続くのでいい意味で諦めましょう笑
その都度調べればいっか!くらいの軽い気持ちでいきましょう!
最後に
③英語力を上げるリスニングのやり方
リスニングは、やみくもにやるとあまり効果が出ないように感じます。
自分の理解できている感覚がかなり問われるので、それを可視化できるように伝えました。
まず前提として伝えたのは、
「リスニングの問題をただすることは、今までやってきた実力テストみたいなもので、実力をつける効果は薄い」
ということ。
これだけでは、過去の自分を測ることはできるけど、これからの自分のためになることは「自分で探す」必要が出てきます。
これも考え方は長文読解と同じで、
「理解できることと理解が難しいことをはっきりさせる」
ことがポイントです。
つまづいた点、あいまいな点を理解し、使えるようにしていきます。
そのためにリスニングでは、
①何も見ずにただ聞いてみて、内容をイメージする
②原稿を見て「自分が聞けたところ/聞けなかったところ」、「内容が分かったところ/分からなかったところ」を把握する
③原稿を見ながら聞いてみて内容のイメージ、理解の解像度を上げる
④見ずに聞いてみてイメージや理解ができることが増えたかを自分に問う
これをくり返せば少しずつでも確実に聞けるようになっていきます。
もし何となく内容が理解しきれない違和感やもやもやがあれば、長文と同じように単語の意味や文法を確認・調べてみるといいですね。
以上のようなことを伝えました。
彼のレベルに合った内容だったみたいで、英語のモチベーションが上がったみたいで僕もうれしかったです!とてもやりがいを感じました!
そして、僕ももっと回数をこなして、学びも深めていきたいと思いました!
最後に付け加えで、日本語訳についての注意事項と今後の方向性についても説明。
文法を学ぶときには「自分の日本語の感覚が基準」にしやすいため、日本語で考えてみたときの違和感を頼りにすると伝えました。
しかし、それはゴールではなくて、文法理解のための方法としてだけ。
文法は英語力の土台になるので、これは同じ言語として日本語の力を借りた方が理解が速い。
単語も日本語で覚えればOK!
※単語の覚え方はいくつかポイントがあるので、またの機会に。
文法がほぼほぼ定着してきたら、かっちりした日本語訳は卒業。
そして、ゴールは「かっちりした日本語訳にせず、おおまかな理解」にする方がいい。
彼の場合は好きなジャンルの動画を見たりして、「おおまかな理解」の感覚がつかめていました。
その感覚はものすごく大事。
言い方を変えれば、「おおまかな理解」の精度を上げるために勉強してるということ。
いろいろ言いましたが、最初のポイントは外さずにいろんなことについて言い方を変えながら伝えたからこそ、彼に合う形で具体的に紹介できたんじゃないかと思います。
「自分で理解できることと、できないことの線引きをはっきりさせる」
これを、単語・文法・リスニングでできるようになったら、
ライティングも会話も自分で伸ばせるようになります^^
<今日のおさらい>
①長文読解は知ってる単語が8~10割のものを使う
②「単語・文法・実践的な学習」は、習熟するにつれて「実践的な学習が増える」
③リスニングは「原稿を見ながら聞く」
みなさんも一緒に「英語ができない」を「自分で伸ばせる」に変えていきましょう!