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今日の一枚〜岡田徹『Tの肖像』

 部屋の整理を延々とやってますが、それはCDの収納ケースはかなりタイトに詰め込んでますから、一枚増えるだけで結構配置転換が必要になってしまうわけなんです。
関連するアーティストが多ければ多いほど配置転換する回数が多くなってしまうのでした。
ムーンライダーズ関連はメンバーのソロ・アルバムや別プロジェクトとかもありますから、結構悩みの種になってしまってます。
じゃ、行ってみよー、

・岡田徹『Tの肖像 PORTRAITURE OF T TOHRU OKADA』(CDSOL-1757/ソリッドレコード)

 岡田徹さんのソロ・アルバムは割とインスト中心ですし、別プロジェクトがあったり、プロデュース作品が多くて、収納についてはいつも悩んでしまいます。
ソロ・アルバムは一応ひとまとめにしていますが、サウンドトラックに関してはそれまたひとまとめにしてます。

 最近、小西康陽さんのアルバム『失恋と得恋』を聴いていて作曲家が自らの作品を歌う作品を連想したわけなんですが、岡田さんのこのアルバムも位置づけとしてはそれに近いかな?と思いました。
岡田さんのこれまでのソロ・アルバムは割とインスト中心の作品が多くて、ヴォーカルものは入っていてもアルバムに数曲という感じでしたよね。
が、このアルバムは岡田さんの作品の中でも代表曲をセルフカヴァーしていたり、姫乃たまさんや、柴田聡子さん、3776(井出ちよの)さんをゲスト・ヴォーカルに迎えているのでした。
このアルバムの1曲目はムーンライダーズとは歌詞違いの「しっかり!ダイナモ!頼むぞ!バッテリー!」ですが、ミュージック・ビデオを見ていただきましょう。

 個人的にはムーンライダーズのヴァージョンよりこちらの方が好みです。
ちなみに作詞は鈴木慶一さん。トランペットは武川雅寛さん、ドラムスは夏秋文尚さんに佐藤優介さんと澤部渡さんも参加してますから、ムーンライダーズのファンには嬉しい顔ぶれです。
ビデオの仕上がりも素晴らしいですね。

 そして、ムーンライダーズの名曲、「さよならは夜明けの夢に」、「ウェディング・ソング」、「アケガラス」で岡田さんが自ら歌うヴァージョンに胸が熱くなってしまいます。
オリジナルでも岡田さんがヴォーカルだった「週末の恋人」では姫乃たまさんとのデュエットというのがまた素晴らしいです。
「マスカットココナッツバナナメロン」では3776(井出ちよの)さんを迎えたヴァージョンで、これまた最高ですね。

 小西康陽さんの『失恋と得恋』を聴いて、あんな感じのアルバムをもっと聴きたい人や、ムーンライダーズを好きになったけどソロ・アルバムも聴いてみたい人におすすめののアルバムです。

 最後に岡田さんの姿を見た吉祥寺のギャラリーで話しかけるべきだったと後悔することもありますが、それ以上に岡田さんと交わした言葉を思い出して、これからも岡田さんの音楽を聴き続けます。
岡田さん、ありがとうございます。

 ではまたー。



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