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新企画・今月の獲物の分け前~「Rock Steady 1980年9月号」編。

 また新しい企画を立ち上げることにしました。
実家に戻ってからは、正直手に入れたものを手放すことがほぼなくなったので、入手したもので明らかにできるものは公に出して問題ないと判断しました。
月に5アイテムを入手するかどうかちょっと自信がありませんが、そうなった時はその時に考えることにします。

 それに手に入れた時期を前後させたり、諸々についてボカして書くことになりますが、その辺に関してはご理解お願いします。
取り上げたアイテムを譲ってくださいといった類いの交渉に反応するつもりは今のところありませんが、これについては相手だったり、必然性などの要素によっては考えるかもしれませんね。

 あと、ここでは表紙もしくは裏表紙についての画像は貼りますが、基本雑誌に掲載された写真や記事については貼りません。
当時の広告については貼る必然性があった時のみ貼ることもあるという感じです。
それじゃ行ってみますか。

・「Rock steady 1980年9月号」(インターナショナル音楽産業)

 最初の記事は今年に入って研究している「ロック・ステディ1980年9月号」です。
某サイトで購入したのですが、コンディションがなかなかいい状態ですね。
これまで見た中で一番コンディションがいいと思います。素晴らしい。

 表紙はもんた&ブラザーズ。もんたよしのりさんのインタビューも掲載されています。

 リザードのももよ(当時の表記)さんと、ラモーンズのジョニー・ラモーンの対談にスペシャルズとヒカシューの対談、ムーンライダーズのアルバム『カメラ=万年筆』(鈴木慶一さんによる)レコーディング・レポート、松原みきさんのオーディオ・チェックなどすごい内容になっています。

 その中でも松原みきさんのページはメチャクチャ興味深い内容で、山下達郎さん、佐野元春さんに桑田佳祐さんについて触れています。
佐野さんはまだブレイク前ですが、共通のスタッフがいたりしたので、チェックしていたということなんでしょうね。
他にも関西のミュージシャン関わりなど2ページなんですが、読みどころたっぷりの記事です。

 そして、小嶋さちほさんによる「ストリート・ロック・シーンと自主制作レーベル」は当事者でしか書けない内容になっていて、非常に面白いです。
 続く林立夫さんによる今剛さんのソロ・アルバムのレコーディング・レポートも素晴らしい内容ですね。
 締めは高橋竜一さんによる「ニュー・ウェイヴの現状とイベントが提示する様々な問題点リポート」もいい内容です。
“DRIVE TO 80'S”についてなど、やはり興味深い内容ですよ。
でも一番私がおっ!と思ったのは「(日本の)ニュー・ウェイヴ年表」でして、主なライヴ・イベントやレコード・デビューしたバンドを簡単に書いてあるだけなんですが、これがまたいいんですよね。

 これらのレポートは既に私が読んでいた号に掲載された記事と連動している内容で、後のミュージック・ステディの記事にもつながっている内容というのがとにかく素晴らしいです。

 この時期の(日本の)ロック・シーンは大変動期だったからか、ニュース、ライヴ・レポート、ライヴハウスのスケジュールなどもとにかく興味深いことになっています。

 ニュースでいえばTENSAWや原田真二&クライシスが結成された時期だったらしく、メンバーについて書いてあったり、夕焼け楽団がサンセッツに名前を変えたりと、読むだけでワクワクしてしまいますね。

 誌面の後半はウェザー・リポートの機材についての報告や後藤次利さんのインタビュー、ミュージシャンによる色々な入門講座と、以前もロック・ステディとミュージック・ステディの比較として書いた通り、ミュージシャン向けの記事が中心となっています。
 ただ、その記事におけるミュージシャンの選択など、ひたすらテクニックの向上という感じではなく、センスを磨くという方向に向かっていく萌芽が見えてきたように思いますが。
この辺、読んでない方々にはなんのこっちゃい?な書き方になってしまって申し訳ないです。。

 ロック・ステディとミュージック・ステディについてはまだまだ探していきますし、内容についてもこうして書いていくつもりです。
お持ちのロック・ステディやミュージック・ステディにが不要だという方がいらしたら、是非連絡お願いいたします。
 
 明日もまた新企画「今月の獲物の分け前」を書く予定です。お楽しみに。

 それではまたー。

 



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