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今日の一枚〜小坂忠『ほうろう 40th Anniversary Package』

 先日、「Guitar Magazine」のティン・パン・アレー特集を読んでいたら聴きたくなった一枚。
小坂忠さんについてはアルバムを買ったのはCD化された時が初めてだったんですよね。
確か矢野顕子さんが日本のロック、ポップスの中で重要なアルバムと言ってましたし、師匠核のSさんが絶対買った方がいいと主張された記憶もあります。
あれから30年以上経ってしまったのか。時の流れは早いなー。
じゃ、行ってみよー。

・小坂忠『ほうろう 40th Anniversary Package』(MHCL-30322〜3/ソニーミュージック)

 このアルバムのティン・パン・アレーの演奏力と小坂忠さんのヴォーカル、細野晴臣さんの楽曲、松本隆さんの歌詞など、初めて通して聴いた時ノックアウトされましたねー。
買った時から好きだったのは細野さんが書いた曲の数々で、そのソングライターとしての魅力を再確認した私です。
「ミュージック・ステディ」の佐野元春さん特集で、小坂さんがデビュー前の佐野さんとも関係あったことを知ってましたから、CDを買って小坂さんは私の中で大きな存在になってましたね。

 最近、部屋のCDを整理していたら、アルファ時代の作品をまとめたベスト盤もありましたから、かなり入れ込んでいたのでしょうね。
オリジナル・アルバムが出揃ってからのベスト盤だったのかすら思い出せないんですが、人に貸したりはこれだった記憶があります。

 『ほうろう』は何種類も再発されたのですが、これはオリジナル盤の発売40周年ということで、オリジナル『ほうろう』と2010年に発売された『HORO 2010』と同じパッケージに入ったアイテムですね。
『HORO 2010』を実は購入してないんですよね、恥ずかしながら。
これを入手して初めてじっくり聴いたのでした。
小坂さんのヴォーカルが素晴らしいのとオリジナルとは若干バック・トラックも違っているのがまた興味深かったので、かなりヘビロテしてました。 
実家に戻ってからは以前ヘビロテしすぎたせいか、なかなか聴く機会がなくなってましたね。持ってると安心してしまっていたのかな?

 でも聴き直すとやっぱり感動してしまうわけです。
昔から収録曲の「流星都市」が大好きだったんですが、今回聴き直してもやっぱり色褪せないのでした。
小坂さんのヴォーカル、細野さんのメロデイ、ティンパンの演奏も最高なんですけど、松本隆さんの歌詞が素晴らしいんですよ。
夏場に降り注ぎそうな星空の下で聴いた時の感動は忘れられません。

 はっぴいえんどの楽曲もこのアルバムで更によさがわかったりもしましたね。
来年が発売50周年になるのだから、また新しいパッケージを期待してしまう私なのでした。

 ではまたー。

 

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