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今日の一枚〜『東京1ダース』
先週、和久井光司さんのバンド、スクリーンの紙ジャケット盤が出てきたので、ついつい引っ張り出した一枚です。
1986年に発売されたカセット・ブックが初CD化された時に購入したのですが、再発から既に20年経ってしまってるわけです。
もうそんなに経ってしまったのか。。
じゃ、行ってみよー。
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・『東京1ダース』(TECN20332/テイチク)
オリジナルのカセット・ブックを購入したお店は高円寺のBOYだったはずです。
発売からそんなに時間が経ってない、まーリアルタイムで買ったといえるのではないかな?
当時、大学に入って雑談とかで知ったお店を訪ねまくっていた時期でして、まずは神保町や新宿、渋谷に中央線沿線をひたすらウロウロしてましたね。
『東京1ダース』が発売されたことを知ったのは雑誌「IND‘s」だったか、その別冊の「Chart」だったかはハッキリ覚えてませんが、間違いなくどちらかでしょうね。
BOYを知ったのは「宝島」なんですけど、当時はパンクスの友達がいなかったので、おっかなびっくりと入った記憶があります。
お店にスタッフしかいなくて、何も買わずに出るのはマズイと思い込んでいたから、『東京1ダース』を見つけた時、ホッとしたことを覚えています。
買った時、フレンドリーに接してもらったことが意外でもあり、嬉しかった私です。
でも、その時しかBOYに行った記憶がないんですよね、不思議なことに。
ムーンライダーズのそこそこ熱心なファンで、VOICEやメトロファルス、水族館レーベルにあがた森魚さんはレコードからダビングしたカセットテープで聴いていた程度で、CD買ったりライヴ行ったりはまだしてない時期でした。
あがたさんのライヴに通うようになったのは1987年以降でしたし、所謂東京サウンドのライヴもそれくらいでしたね。
『東京1ダース』で夢中になったのは大好きなVOICEの立川芳雄さんソロ「僕は独りで死んでゆく」でした。
楽曲もなんですが、ブックレットの立川さんの文章もとにかく影響受けましたねー。
タイツの一色進さん「ビジィ・ウィーク・オー・マイ」がその次だったかな?
タイツの『GOLDEN POPS』は新潟で買っていて、ひたすら愛聴していたので、初めて一色さんと話した時はメチャクチャ嬉しかったのは内緒の話です(タイツのレコード買って20年以上過ぎてましたが)。
あがた森魚さんや伊藤与太郎さん、久住昌之さんとその後、ライヴに行ったりCD買ったりするアーティストの作品が収録されてましたから、このカセット・ブックは宝物になっていて、ケースは紛失しましたが、未だにブックレットは手に届くところにあります。
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・『東京1ダース』CDとオリジナル・ブックレット
CDで再発された時、その後日談に感動した反面、参加できなかった後悔に襲われたことを思い出しながら、この記事を書いてます。
和久井光司さんの編集者気質というか、後々の活動を伺わせる内容だったと気づきましたし、スクリーンのメンバーだった宮崎裕二さんの「犬を抱いて僕は暮らそう」がとにかく好きになったのでした。
まー、そんなこんなでライヴに関しては出遅れた感が強い私のコンプレックスなわけです。
でも、リアルタイムでカセット・ブックを購入できた幸運には感謝します。ありがとう。
ではまたー。