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My Favorite Best Album〜伊藤銀次『GINJI ITO POP FILE 1972-2017』
正確にはこれ変型ケース入りというわけではないように思いますが、敢えて変型ケースに分類することにしました。
DVDやブルーレイなら通常ケースといえるものなんですが、これはCDのボックス・セットなんですよねー。紛らわしいので、DVDやブルーレイとは離して置くことにしていたわけですよ。
じゃ、行ってみよー。
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・伊藤銀次『GINJI ITO POP FILE 1972-2017』(DQCL693-6/ソニーミュージック)
これは伊藤銀次さんのヒストリー・ボックスでして、1枚目は銀次さんのシングル・コレクション。
2枚目には1972年から1981年までの銀次さんの仕事コレクションですね。
それこそ銀次さんのデビューであるごまのはえ時代の楽曲からシュガー・ベイブにアレンジャーとして注目された沢田研二さん「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」まで時代順に収録されています。
3枚目には銀次さん仕事の1982年から2000年までが収録されています。
アン・ルイスさん「ラ・セゾン」から始まり、憂歌団やウルフルズ、Whiteberryなどアレンジャーからプロデューサーとして活躍するようになるまでの道のりが収録されていますね。
4枚目には銀次さんのライヴやレア音源集が収録されていて、私はこれ目当てに購入した記憶があります。
冒頭の「夜を驅けぬけて」は佐野元春さんのVISITORS TOURのスペシャル公演に銀次さんがゲスト出演した時のライヴ音源です。
他にも銀次さん、杉真理さん、村田和人さんでの「ウキウキWATCHING」と「幸せにさよなら」のライヴ・ヴァージョンが収録されていますからね。
このボックスは通販サイトであるソニーオーダーメイドファクトリーからの発売のため店頭には並ばなかったので、かなりの貴重盤になったと記憶しています。
更に付け加えますと、銀次さんのラジオ・プログラム「POP FILE」をタイトルにしているのが興味深いですね(現在、インターネット・プログラムで継続中の番組タイトルを「POP FILE RETURNS」としています)。
しかも銀次さんの自伝本「MY LIFE,POP LIFE」の表紙とは色違いなのもすごいですねー。素晴らしい。
個人的にはシングル・カットされていない銀次さんの楽曲にも素晴らしい作品が多いので、なんとかまとめてほしかったな、とも。
この数年前に発売された『ゴールデン・ベスト』が素晴らしいジャケット(『DEADLY DRIVE』を再現したもの)や内容(ヒストリーや関連アーティストのコメントなど)なので、必需品ということなんでしょうね。
銀次さんのオリジナル・アルバムの紙ジャケット盤やこのボックスは入手困難になっているようですが、本当ならずっと手に入る状態が続くべきだと思うのですが。
それもフィジカルでは難しいのだろう、かなと。
ではまたー。