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今日の一枚〜EPO『ハーモニー』

 部屋の中にあるCDの整理を延々としていて、なかなか収納に悩んでいた紙ジャケット盤もなんとか整理が進んでます。
ただ、かなりタイトにケースに詰め込んでますから、整理分類している途中だと一枚増えるだけで更にややこしくなったりもするんですが。
今回はEPOさんのMIDIレコード移籍最初のアルバム『ハーモニー』についてにしますね。
じゃ、行ってみよー。

・EPO『ハーモニー』(MDCL-5011/MIDI)

 この『ハーモニー』はDear Heartレーベルが発展する形で設立されたMIDIレコードでの移籍第一弾となるアルバムですね。
1980年代半ばのEPOさんはシンガーとしてもソングライターとしても充実していた時期でして、この『ハーモニー』と次のアルバム『パンプ!パンプ!』はリアルタイムで夢中になって聴いた私です。

 特にこの『ハーモニー』の1曲目の「パフォーマンス」がメチャクチャ好きでしたね。
雑誌「ミュージック・ステディ」でのEPOさんの徹底研究で、それはこの前のアルバム『HI•TECH-HI•TOUCH』発売時の号でしたが、「パフォーマンス」と「ヴィクティム」がセルフカヴァーの「くちびるヌード」(オリジナルは高見知佳さん)と「涙のクラウン」を収録するために入らなかったというエピソードを読んで気になっていた曲でした。
結局、発売直後にこのアルバムを聴いた時、一番インパクトがあったのが「パフォーマンス」だったわけです。
どこか近未来を感じたんですよねー。今にして思えばシティ・ポップを想起させたのかもしれません。
YouTubeにあったので聴いていただきましょうか。どうぞー。

 
 EPOさんはこれまで基本的にバンドでレコーディングしていましたが、この『ハーモニー』はバック・トラックを清水信之さん一人で作り上げた作品なんですよ。
信之さんはマルチ・プレイヤーなのでバンド・サウンドもできたのですが、一部打ち込みも使って独自の音作りをしたというわけなんです。

 このアルバムの2曲目「夕闇のストラット」は12インチ・シングル化されて、このCDにはそのロング・ヴァージョンも収録されています。
これがまた最高の仕上がりなんですよね。
YouTubeにこれまたありましたので、どうぞー。

 12インチ・シングルというメディアがまだ新鮮だった時期ですね。素晴らしい。

 ずっとEPOさんのライヴのサポートをしていた清水信之さんと村松邦男さんたちのバンドから新しい体制に移行していく時期だったのも興味深いところです。
つまり腕利きのミュージシャンたちによるライヴとレコーディングから変化していくわけなんですが、その辺はまた後日(明日以降)に。

 ではまたー。

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