コロンビアビジネススクール公式プログラム Venture for All®日本版に参加してみて〜 1ヶ月目活動記録
7月初めから、コロンビアビジネススクール公式プログラムVenture for All®日本版(以後、VFA)に参加し初めてすでに約1ヶ月が経ちました。これまでの振りかえりも兼ねてプログラム1ヶ月目の様子を書いてみます。毎年各季節毎に行っているので、今後、参加を検討する人の参考になればとも思っています。
参加メンバーと授業形式
今回の2020年夏クラスは、全部で30名が参加しています。30名のメンバーは、大学生を含む20代から60代の方まで幅広く、業界や職種もかなり多岐に渡ります。実際に起業した経験がある方もいますが、ほとんどは起業に興味がある・計画している・将来考えている方から、現在の会社での新規事業創生に役立てたい、学び直しをしたい、今まで学んだことをアウトプットしてみたい、将来家業を継ぐためにビジネスについて学びたい、ビジネススクールへの進学を考えているなど、様々な方が集まっています。
授業の形式は、私が今回のプログラムに参加する決め手の一つでもありましたが、初回の集合研修と最終回のビジネスプランプレゼン以外は全て、ZoomとSlackをフルに活用したオンライン形式になります。これはつくば在住の私に取ってはとても有難いの一言に尽きます。授業以外のグループワークもオンラインで行うため、平日も週末も時間をかけて都内に行く必要がなく、子育てと学びと仕事を全て両立出来ます。中には、夏休みはキャンプ場から参加します!という方もいて、今後の働き方、学び方の可能性を感じました。
また週末の授業の時間ですが、これまで私が参加して来たコーチングやプログラミングといった週末プログラムは、土曜か日曜(もしくは両方)丸一日かけて行うものがほとんどでしたが、今回のVFAは、基本グループワークがとても大切になるため授業や課題発表の時間自体は1時間〜2時間となっているため、週末の予定も立てやすく、私にとってはとても有難い構成になっています。
初回集合研修
最初は2日間の集合研修を行ますが、グループワークが多く、様々なメンバーの皆さんと話が出来るのでとても刺激的で楽しい2日間でした。集合研修は、今回は7月4日(土)はつくば、5日(日)は、柏の葉キャンパスで行い、起業に必要な幾つかのフレームワークを学び、チームビルディングの授業を通して、実際に5名人組のチームを編成します。
この夏クラスの新たな取り組みとして、チームは授業を通してそれぞれが持つ課題感を共有しながら、自分たちでつくることになりました。立派な大人の集団とはいえ、今後3ヶ月共に一つのビジネスプランを創り上げる仲間を集めるのは正直ドキドキです。5人で一つのビジネスを創るため誰もが自分がやりたいテーマに取り組めるわけではありませんが、意外と幾つかの同じような課題感を根底に持っていることがわかり比較的スムーズにチームが組めたように思いました。
私の所属するチームは「日本の農業の未来」に興味がある熱い5人が揃いました。私自身が勤める会社が所属する業界は、人事・採用に関わる業界ですが、今回は普段のビジネスから離れて、一個人として真っ新な気持ちで起業について学んでみようと思っていたので、個人的に以前から興味があった農業をテーマに出来たことはとても嬉しく思っています。
グループワークと課題提出、課題プレゼン
2日間の集合研修が終わると、ここからは前述の通り基本的にオンラインになります。COVID-19の影響で日常の仕事も在宅になっているため、オンラインでのグループワークはとても効率が良く、スケジュールも合わせやすいです。プログラム開始前は、学習の目安として平均1日1時間くらいは授業以外で必要になると話を聞いていましたが、間違っていないと思います。私たちのチームは、これまで1週間に2日程度、時間帯は夜にグループワークの時間をとってきました。ここは他のチームの状況が現時点ではわからないので、あくまでも私たちのチームの話としてですのでご了承ください。5人の仕事の都合上、夜8時位から打ち合わせを開始して、なんだかんだ毎回話が盛り上がったり、みんなで悩んだりと2〜3時間位話をしながら、ビジネスモデルの作成を行っていきます。人によっては、夜8時から2時間とか無理!と思われるかもしれませんが、正直、とても楽しいため、気がついたら2時間立って「ヤバイ!時間がない」となります。
集合研修から2週間後に最初の課題提出&プレゼン(オンライン)、その後、1週間後に次の課題提出&プレゼンという形でビジネスプランの作成が続いていきます。その間、各ステージの課題提出前に2、3回のグループワークを自発的に設定するような形でここまで来ました。課題の内容などは、授業のネタバレになってしまうので触れませんが、基本的には自分たちのビジネスプランを具体的に創っていくことが課題と考えて頂いて良いと思います。
ゲストスピーカー講演
ビジネスプラン作成のための課題提出とプレゼントは別に、1ヶ月目の授業の一つとして、実際に起業をして活躍している起業家の方を招いてのゲストスピーカー講演も開催されます。今回は、住み放題サービスとして、今注目を集めている『HafH』を運営しているKabuK Style Inc. のCo-founderの大瀬良さんが起業に纏わる話をしてくださいました。とてもビジョナリーで刺激的なお話を伺うことができ、参加したみんなからも怒涛の質問があり大変盛り上がりました。
大瀬良さんnote : https://note.com/ryosera
1ヶ月目終えてみての感想
まだ2ヶ月あり、ビジネスプランも荒削りなビジネスモデルキャンパスが出来た段階ですが、この1ヶ月とても楽しく、刺激的で勉強になる時間を過ごせています。自分自身の仕事とは全く別のビジネスを考えることも大切だなとつくづく思います。実際、この1ヶ月で結構、日本の農業の現状については5人でかなり調べて来たと思います。結果、当初の想定とはかなり異なるビジネスモデルに辿り着きつづありますが、具体性が出て来てこれから面白くなりそうです。5人とも課題として取り組んでいるというよりは、本気で農業で事業をするにはどうしたら良いかを考えていて、時折「これってVFA課題だよね?忘れてた。。」的な雰囲気になることも多々あります。
これからの2ヶ月どうなるか、まだまだ楽しみは尽きませんが、また2ヶ月終わった頃にVFAの2ヶ月目について書いてみたいと思います!
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