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薬に頼らないADHD

私はADHDだ。39歳ではじめて診断がおりた。

診断が出たことで、私は気持ちが楽になった。
人と比べてできないことを「努力不足」、「ダメな人間」と評価して落ち込まなくていいと分かったから。

ADHDの困りごととして例えば、スケジュール管理が難しい。

重要度にかかわらす、色んなことを忘れるので、予定が決まった瞬間にGoogleカレンダーに登録。
毎日何度もスケジュールを確認するようにしている。
忘れそうだと思ったら、リマインドも設定。
それでも、ダブルブッキングしたり、抜け漏れが発生する。
これ以上どうしたらいいんだ!

投薬を相談したが、カウンセラーも医師も、薬を積極的にはすすめなかった。
病院の方針もあるだろうし、40歳近くまで病院にかからず生きてきたことを、社会に適応できてきたと評価しているのかもしれない。

「薬に頼らずに、自分らしい働き方・生き方ができるのが一番」とおっしゃっていた。

さらに
「薬を飲めば、管理しやすくなるけれど、いいところもなくなってしまう」とも。

例えば、私はとても気が散りやすいのだが、一度集中できれば、深く長く集中する傾向がある。
いわゆる過集中だ。

現状は、過集中によって、睡眠不足になったりして困っている。

あらゆる面で、自分自身に振り回されて生きてきて、ADHDでよかったことはないと思っていた。
だから過集中を「いいところ」と評価してもらえて驚いた。

過集中を含めたADHDの特性も悪いものではなくて、どう使うか、どう生かしていくか。
薬はもちろん有用なのだけど、それだけが対応策ではない、みたいだ。


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下がる人生アゲアゲ
うつ病のさなかで記事を書いているので、サポートしていただけると生きるためのパワーをもらえます。いただいたサポートは、記事を書くための、本代に充てさせていただきます。なかなか文化的な活動に充てる費用が捻出できないので、サポートしていただけると本当にありがたいです。