ヘルプマーク取得への葛藤

電車、特に満員電車が苦手で、静かなパニックを起こすことがある。
頭や体全体がザワザワして、不安や焦燥感に襲われる。
体全体が固まってしまうように感じる。

そんな時は、立っているよりも、座って情報を遮断した方が落ち着く。
でも、他の人から見たら、つらそうには見えないだろう。

だからずっとヘルプマークをつけるか迷っていた。

重病を患っている方、お年を召した方、妊婦さんなど
自分より困っている人がたくさんいるに違いない。
そう思うと自分の障害が軽いように思えて、なかなか取得できなかった。

「人と比べてどうこうじゃなくて、あなたが困っているのなら取得した方がいい」

友人がそう言ってくれた。
確かにヘルプマークは、困りごとがあっても、一見そうは見えない人にこそ役に立つはずだ。

ヘルプマークをつけるようになってから、席を譲っていただける機会ができた。つらいときに「つらい」と言い出せない人間にとっては、とてもありがたい。親切を、優しさをかみしめるように感じる。

もし遠慮してヘルプマークを付けないでいる人がいたら、我慢せずにつけてほしい。

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うつ書店員→下がる人生アゲアゲ
うつ病のさなかで記事を書いているので、サポートしていただけると生きるためのパワーをもらえます。いただいたサポートは、記事を書くための、本代に充てさせていただきます。なかなか文化的な活動に充てる費用が捻出できないので、サポートしていただけると本当にありがたいです。