地方公務員の社会人採用試験を受験したので備忘録③【プレゼン資料編】
備忘録その②【試験対策編】の続き。
備忘録その①では、プロフやES作成に関して。
具体的なことを記載していないので、わかりづらい部分があるのは承知している(前記事の面接想定QAについても同様)。
身バレ怖いです。ごめんなさい。
第二次試験@プレゼン資料の準備
第一次試験合格通知とともに、プレゼンテーマが届いた。
なお、プレゼン資料の作り方や構成などのTipsについては、本やインターネットなどに転がっており、当然そちらの方が詳しい。
骨子と構成組み
プレゼン時間は3分。資料は用意してもしなくてもOK。それなら用意した方が良い(「資料の有無で合否を決定するものではない」と記載されているとはいえ)。資料作成のスキルもアピールできる。
まず行ったのは、骨子づくり、構成組み、記載内容の書き出し。
××事業の実施状況と現状把握
××事業における課題
技術職として求められる役割
これまでの主な職務経験
プレゼン資料は、A4用紙1枚(片面)。
紙面のボリューム的には、1~4. で、15%:15%:20%:50%くらい。
1.××事業の実施状況と現状把握
まず初めに、当該事業について私はこう理解してます。この内容を前提に話を進めていきますよ。という導入部分。
面接官との共通認識のすり合わせは大切。最悪、私が事実誤認していたとしても、論理的なプレゼンができていれば挽回できるチャンスはある。ハズ。
また、当該事業の情報収集・整理を行った後、可能であれば現地を訪れておいた方が良い(技術者としては当然であるが)。自分の目で見て、肌で感じたことは重要。提示する課題に厚みがでる。ような気がする。
2.××事業における課題
1. を踏まえて見えてくる課題とその理由を提示。
プレゼン時間が少ないので、最もクリティカルだと思うもの、かつ、自分の知識やスキルを活かせる課題を1つだけ記載。プレゼン終了後の質疑対策として、その他の課題も1~2つほど用意しておいた。
3.技術職として求められる役割
提示されたお題の1つ。自分の回答を簡潔に表すパワーワードを配置。また、そのワードの具体例を4〜5つ程度、列記した。具体例の数は紙面の都合によるものなので、数の大小はさほど重要でない。
求められる役割は、2. の課題解決に役立ち、かつ、4. の職務経験で培ってきたスキル・担ってきた役割と重なる部分(ベン図的な。2. と4. の共通する要素)を記載。
4.これまでの主な職務経験
職務内容のキーワード(某設計、某工事の施工監督など)を並べるとともに、提示されたお題の1つである「職務経験をどのように生かすことができるか」について、自分のスキルをパワーワードとして配置。
明示したワードに関連して、具体的な職務経験を2件ほど、業務概要・業務上の課題・解決策と自分の役割・成果について、箇条書きで記載。当然ながら解決策と成果については、3. と関連付ける。
なお、職務内容をキーワードを並べたのは、プレゼン時間の節約のためで、「ここに記載しているような業務に携わる中で、(パワーワード)を伸ばしてまいりました。」のように、ひとつひとつ説明せずとも、幅広い職務内容の経験があること、その経験を通じて得たスキルをアピールできるのでは、というスケベ心でしかない。
ざっと作成したあと、各項目のボリュームバランス、3分で説明が収まるかを調整つつ、妻の資料チェック、プレゼンを聞いてもらってブラッシュアップ。
また、面接官は技術職ではない(と思っている)ので、あまり専門用語などは用いないよう心掛けるとともに、用いらざるを得なかった専門用語には注釈で説明文を追加した。
資料のデザイン・配色
プレゼンに用いる資料は、見栄えが大事。内容が薄くても見栄えが良ければ、それっぽくなる。
アウトプットに関する小手先の技は、いくつもあるが、今回用いたのは、
1.志望先の作成資料の特徴に倣う。
ご承知のとおり、国や地方公共団体の公表資料は、民間企業のそれとは少し文化が違う。一般的にもてはやされているような、図やイラストがメインの資料+口頭での説明ありきのプレゼンはダメ(だと個人的には思っている)。
説明がなくても、その資料だけで伝えたいことが完結するように作成する。
とはいえ、ポンチ絵やイラストもバランス良く入れたほうが良い。
重要そうなポイントをあえて記載せずに「隙」として残しておいて、面接官の質問をコントロールするという手もあるが、採用面接で使うには少しリスキーかもしれない。
これは完全に私見だが、いらすとやの素材は使わない方が良い気がする。没個性。
2.内容は、簡潔に箇条書きで記載する。
プレゼン時に、ダラダラ説明しては能力がないと評価される。結果ファースト、経緯も明快に説明できるよう、資料自体もそのように作りこむ。
文字は多めでも良い。プレゼン時は特に伝えたい内容だけを説明する。
文字は多めだとしても、要点を簡潔に記載することを心掛ける。箇条書きがベターか。
理路整然とした構成、記載内容となるよう心掛ける。
3.志望先のイメージカラー、配色を用いる。
資料に統一感がでて見やすくなるし、面接官も見慣れている配色でもある。
アクセントカラーとして用いるのは基本的に2色程度と言われている。個人的には、濃度違いのグレーは何種類か用いても良いかと思う。
志望先が公表している資料で使われているカラーを用いる。
基本的には、アクセントとして2色くらい。
面接官への提出用資料とは別に、自分の手持ち用を持参すること。プレゼン時に適宜資料を見ても良いと試験概要に記載されていたので、手持ち用のカンペも作成。
面接官の顔を見ながらプレゼンするのが、基本ではあるが、面接時に頭が真っ白になってもリカバリできるよう、提出用プレゼン資料の余白に、記載内容のエッセンスだけを抜き取り、口語文章にした説明文を追記した。
プレゼン資料については、こんなところか。
次の記事では実際の面接の模様を振り返りたい。