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現代アートの祭典・黄金町バザールの一角で〜「黄金森」のネコたちはどこに
横浜トリエンナーレの分室ともいえる黄金町バザール。「黄金森」から持ち帰った6つのネコさん。ぬいぐるみバッヂなのだが、こんな方々に持って欲しいなぁと思う人にもらわれていきました。岡山、能登、作家の方、美味しいものを作る人。気がついたら手元に残ったのは一つ。
また行かなくては...
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ネコの作り手は、大分在住のアーティスト 安部泰輔さん。
安部さんのことを知ったのは昨年の夏。
大分県立美術館に竹工芸に関する取材に出向いた時だった。
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取材時間まで30分余裕があり、吹き抜けのアトリウムをうろうろしていたら、カラフルな布が天井から幾重にも吊るしてあるその一角でミシンをもくもくとかけているヒトがいた。
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地域の人たちが持ち寄る古着などのハギレをつかって作品を制作されている。
手をとめて話してくださった。横浜トリエンナーレでは、トリエンナーレにちなみトリの小さなぬいぐるみ「ヨコトリ」を延べ4,000個制作したという。
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この時は、彫刻家の朝倉文夫さん生誕100周年の企画展とのコラボレーションだったので、ネコ(朝倉文夫さんはネコ好きだった)の作品を。ぬいぐるみバッヂの名前は”フミオさん”
話は戻るが、
6匹のネコは、
いま横浜の黄金町で開かれている黄金町バザールというアートイベント、安部泰輔さんのギャラリー「黄金森」で購入したものだ。横浜トリエンナーレのサブのトリエンナーレみたいな感じ(6月中ばまで開かれている)。
この小さなぬいぐるみには後ろに安全ピンがついている。自分はリュックやトートバッグにつけたりしているが、
付けていると、友人や仕事仲間、ときに知らない人にも、「それなんですか?」と聞かれる。そこから会話が始まる。
ひとしきりぬいぐるみの話をして盛り上がったりもする。
作品の作家である安部さんいわく、「アナログなコミュニケーションツールなんです」と。何年もかけて、誰がどこで繋いでいるのかわからないけれど、ゆるやかにおもいがけないところで、
ネコさんやトリさんが繋がっている。
あ、今年の横浜トリエンナーレの公式グッズに、安部泰輔さんのトリさんが出ています。横浜美術館ともう1箇所でしか販売されていないというのでまた出かけるつもりです。
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向かう道すがら
そして最後に、
黄金町は、横浜駅から京急線で3駅ほど移動した黄金町駅の一帯の地域。
後からわかったことですが、桜木町駅にも歩けます。
かつては、「見るな、絶対行くな」と言われたというし、週末に広島から戻ってきた従姉妹に「黄金町バザールに行った!」と話をしたら「大丈夫?」と心配されてしまった。彼女は長らく行っていないそうでもちろん大丈夫です!
町の歴史について持ち帰った「黄金町まちづくりニュース」を読んで見ると、県警の「バイバイ作成」、「環境浄化宣言」を実行した地域の決断力、結束力があり、2008年(平成20年)京浜急行電鉄と横浜市の協力により高架下に文化芸術スタジオが建設。アートを生かした新しいまちづくりを目指し、地域住民、行政、警察、企業、大学、美術関係者が集まった実行委員会によって「黄金町バザール2008」が開催されたとある。
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人生で初めて降り立ったまち・黄金町は、わたしにとって飲み屋街多めな、ギャラリーやカフェ、小さめな店が軒を連ね、面白そうな街だった。
安部泰輔さんの作品を鑑賞し、購入もできる「黄金森」はこちらでご覧になれます。ちょっとわかりにくい場所にあるのがなおよし!です。
安部泰輔 「黄金森」+ Shop
https://koganecho.net/koganecho-bazaar-2024/chapter/#6