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今になってわかったこと。

こんにちは「犬にだけは好かれるタロティスト」チャイです。

失業&就活中…そして、ペットロス中の独身女です。

前回の「自分を整える」という記事を「巡り合う奇跡」さんにご紹介して頂きました。
kisekiさん、ありがとうございます♪

わたしは、カッコいい事も専門的な事も書けない。
だから、自分の今の気持を日記のように日々思いつきで記しています。

ありがとうございます。

あとで振り返った時、笑い話になって「こんな時もあったんだね」と言えるように。

✴︎✴︎✴︎

この記事に書いた「感謝」から通じる昔の出来事を思い出したので、今回は昔にタイムスリップしたような記憶からのお話です。

藝大アートプラザで見た鯨のオブジェのようなこの作品。

✴︎作家さんの名前を忘れてしまいましたが、鯨に関係するお名前でした。

この鯨の中には、沈没した船が入っていると言う。

付喪神が、鯨の姿となり港に帰ってきたというストーリーがあるらしい。
付喪神(つくも神)とは

日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったものである。 ... また、『伊勢物語』の古注釈書である『伊勢物語抄』(冷泉家流伊勢抄)では、『陰陽記』にある説として百年生きた狐狸などが変化したものを「つくもがみ」としている。 現代では九十九神と表記されることもある。
https://ja.m.wikipedia.org › wiki
付喪神 - Wikipedia

この作家さんは、「物には神が宿る」というような考えがあるらしいのだ。

その説明を聞いていたら、昔のある出来事を思い出した。

この先、作家さんとは、全く関係ないお話になります。
お時間がありましたら、読んでみてください。

✴︎✴︎✴︎

わたしは、30代前半に人生最悪なショッキングな出来事に合い、もうどこか誰も知らないところに行きたい

そう、思って自由に生きてみようと仕事を辞めることにした。

わたしは、決心すると後先も考えずに南の島にでも行こうって決めた。

英語も単語でしか話せないし、日本でさえひとりで旅をしたことはないのに。

極端に、突っ走るところがあった。

とはいえ…頭の中は、ぐるぐる色んなことを考えてしまう。

冷静になってみると、ひとりで海外に行くなんて、まだ勇気がない。

仲良くしていた同僚に、この話しを持ちかけてみた。

彼女も、仕事を辞めることを決めていたからだ。

彼女は、わたしより5歳年上の真面目な人だが、「行きたい」と即答してくれた。

それから、毎日のようにそんな話しで盛り上がり、計画を立てたのだ。

その頃、「ウルルン滞在記」というテレビ番組があり、芸能人が海外に行ってホームステイをして何か体験するというような番組があった。

その番組がとても好きだった。

わたしは、それをやってみたいと思って、同僚に話すとノッてきたのだ。

そして、そのような旅行会社を見つけた。

旅行会社に相談に行こうと同僚とお互いに休みを調整して約束をしたのだ。

当日になり、約束の時間を過ぎても同僚はなかなか来なかった。

同棲していたお父さんくらい年上の彼の言いなりのような人だったので、何か言われたのだろうか。

真面目な同僚が、遅刻するのは珍しいなと思った。

ワクワクした気持ちが、次第に不安と心配に変わった。

すると、しばらくして待ち合わせに来ない代わりに、メールが来ていた。

ごめんなさい。
白紙に戻させてください。

わたしは、彼女のそういうところが嫌いだった。

いつも、深刻なのだ。

もっと、違う断り方があるんじゃない。

前日でもいいから、やっぱり行けないの一言でも良かった。
そういう言い方、大嫌い!

まるで、わたしの独りよがりだったのか?

わたしに合わせていただけ?

ムカムカして、腹正しくて仕方なかった。

そんな気持ちを抱えたまま、勢いでひとりで旅行会社のドアを開けた。

初めてなのですが、ひとりで海外にいってみたいんです。
何か体験してみたいんです!
こんなわたしでも大丈夫そうなところどこでもいいんです。

担当の女性は、親身になって考えてくれた。

予算もあるし、自分が興味のある事をやってみたいし。

色々と提案してくれた。

担当の方は、一時期バリ島の支社にいたことがあると仰って、バリ島なら女性ひとりの人もたくさんいるし、ホームステイと言っても同じ敷地内にいるというだけで、干渉しないからとバリ島はどうかと聞いた。

バリ島は、行ったことのある場所だけど…ひとりは初めてだし…安心かもしれない。

心が動いた。

じゃあ、そうします。

と、簡単に決まった。

初めてのひとり旅は、2週間という短い期間に変更した。

それから3ヶ月後くらいに実行したと思う。

結論から言うと、その旅では様々な経験や出会いがあり、珍道中ではあったが自分の世界観を変えた。

因みに、同僚のドタキャンからわたしは何かをやろうって決めたら、自分だけで行動しようということに変わった。

何をするにも、「ひとり行動」をする方が楽だということも学んだ。

今思えば、同僚には感謝するが、誰かを「誘う」ということが苦手になったようだ。

✴︎✴︎✴︎

その頃のわたしは、大沢たかおさんのファンで「深夜特急」というドラマをよく観ていた。

沢木耕太郎さんの役でバッグパッカーで旅をしているというストーリーだった。

かなり、影響されたのだ。

次回からは、旅行会社は通さずチケットだけ購入をして、安宿で滞在するような旅にしようって自分に自信がついたのだ。

それからのわたしは、がむしゃらに働いてバリ島のことしか考えていないような生活になったのだった。

そして、はじめてのひとり旅のバリ島から…
その後、年2回、1ヶ月の休みをもらい6年もリピートしてしまったのだ。

✴︎✴︎✴︎

今回、なぜか?

その鯨の作家の話を聞いて思い出したことがバリ島でのひとつのエピソードなのだ。

✴︎✴︎✴︎

最初の旅で、現地の友達がたくさんできた。

その頃、エステの勉強も兼ねていたので日本人向けのエステサロンで勉強するために、毎日通っていたのだ。

そこを通して、現地の仲間ができたというわけだ。

何度か渡来して、その度に現地の仲間ができた。

バイクの後ろに乗せてもらって、観光ではみないところを沢山みることができた。

ひとりで散策している時に日本人のキレイな格好をしている女子に会うのが怖いような錯覚になるほど、現地に馴染むようになった。

スタバになんて怖くて入れなかった。

あまりにも、オシャレな日本人が多くて。

現地の人が行くお店や屋台で、言葉は片言でも会話する方が好きだった。

しかし、観光だけでは憧れのバリ島だったが、一歩中に入ると全然違うんだという現実も感じていた。

一番は、人間関係。

現地の仲間は、何か困るとわたしにお金を貸して欲しいと言う。

こちらが友達だと思っていても、所詮は日本人=お金としか見てないんだなと感じることが度々あった。

そして、ある時仲良くしていた男のコがサロンを辞めた。

そして、ビジネスをやりたいからお金を貸してほしいと言う。

わたしは、自分でビジネスをやろうと決めたんだからお金は人に借りるのではなくて、自分のお金を払うべきと言った。

そうでなければ、親に頼めばいいと断った。

しかし、他の日本人が出してあげたようだった。

それから、わたしは「お金がない日本人」と言われるようになった。

もちろん!これで良かったんだと思った。

✴︎✴︎✴︎

バリ島では、頻繁にヒンズー教の祭りが行われる。

わたしが、1ヶ月滞在している間に何回もある。

今は、なんの神様?
木の神様。
今回は、なんの神様?
鉄の神様。
この次は、なんの神様?
本の神様。

覚えているのだと、こんな感じだった。

ある日、ヒンズー教の祭りに連れて行ってもらう夜。

男友達と一緒にご飯を食べた。

食べ終わると、とっとと先にお店を出て行った彼に頭にきていた。

ここでは、お金を持っている人が支払うというのは聞いていた。

しかし、いくらそうだとしても日本人のわたしには理解できない彼の行動だった。

女の子の友達は、いつも割り勘なのに男の子たちに多い行動なのだ。

当たり前のように、わたしにお金を払わし
「ごちそうさま」も言わないなんてと、いつになく頭にきていたのだ。

その夜、祭りに参加した。

また、みんなが集まって祈っている。

わたしは、その姿がバカらしいとさえ思ってしまったのだ。

イライラしていて、意地悪を言ってみたくなったのだ。

あのさー
祈ってばかりいても、形だけなんじゃない?
行動と一致してないんならダメじゃん。

現地のヒンズー教徒の人に、そんなことを言ったわたしは、今考えるとチャレンジャーだなと思う。

日本人は、宗教がないからわからないんだ。
日本人は、神様を信じていないんだと言う。

わたしは、神様はいる!

「日本人はここに神様がいつもいるんだ」と胸に手を当てて答えた。

なんで、あの時あんなにムキになったのかなぁ。

あの時、イスラム教徒の信者の現地の友達とあとから合流して、話が続いた。

彼はとても、大人の考えだった。

「それぞれがいろんな考えがあるから、みんなが正しいんだ」と言ってくれた。

間に入って話しを終わらせてくれたことを思い出す。

そんなわけで、あの時のあの祭りの出来事。

鯨の作家の「物には、神が宿る」という考えから、遠い記憶が蘇ることになったのだ。

あの頃の木とか鉄とか言ってた現地の友人の言葉を、やっと理解することができた。

そうなんだ。

全ての物に、神が宿っているんだ

今、時間をかけてわたしはわかったのだった。

ありがとう。テリマカシー。

そして、最後に…時折、わたしは考える。

あの頃、色んな日本人のバッグパッカーと出会い話をした。

夢を語り合った。

日本では、頭の中お花畑のように言われていた人たちが出会って夢を語り合った。

今、風の時代と言われている。
お花畑でもいいんじゃないかという時代になってきた。
今考えてみると、地の時代に風みたいなことをやっていた人たち。

どうしているだろう。

わたしは、日本でまだ自分探しの旅をしているよ。

(タロットカード 大アルカナ 運命の輪 リバース)

まだ、その時じゃない。

結果がなかなか思うようにいかなくて、落ち込んだり焦るよね。

上手くいくときは、くるはず。

焦って空回りしてしまうことより、違うことを考えて「そのとき」を待とう。

今は耐え忍ぶ時間と思って、いつもアンテナを張り巡らせチャンスがきたときに
波に乗れるようにしよう。

人事を尽くして天命を待つ。
明けない夜はない

✴︎わたしが、初のひとり旅で初のホームステイをしたWAYANS HOUSEの写真です。

チャイ

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