2023年の初仕事
2023年になり、もう1月3日。
2022年12月31日は、すでに10時には眠りにつき、翌朝5時半に起きて初めての仕事に出かけた。
低収入のため、年末年始の8日間の冬休みは実家に帰省するか悩んだが、今回は妹だけ帰省し、一人暮らしの母のところで年を越してもらうことにした。
わたしは、妹の愛犬と過ごしながらもアルバイトを探すことを選んだ。
昨年の11月と12月の週2日の休みの日は、前の年にアルバイトをした年賀状の印刷をするバイト。
年末年始のアルバイトは、意外となくてクリスマス時期からの募集が多く、29日から空いているわたしにはバイト探しは苦戦してしまった。
妹の愛犬の介護もあり、遅くまで仕事ができないので、早めに終わる仕事というのも条件のひとつであり、近場の職場となるとそれも難しかった。
派遣会社のメールで、元旦から催事の仕事があり気になっていた。
行ったことのない街だったが、電車で調べると46分で行けるようだったので応募してみた。
元旦と2日は、早番の人も探していたからだ。
すると、すぐに採用されて決定した。
他のバイトは、見つからず、結局8日の間に2日だけと、年賀状のバイトが1日延長したことにより3日間となった。
✴︎✴︎✴︎
催事の仕事を終えて、今わたしは暖かい部屋の中で力が抜け、だらだらと過ごしている。
わたしにとっては、過酷なアルバイトだったのだ。
駅構内なので、とにかく寒い。
ホッカイロふたつつけてアウター着ても寒かった。
手がかじかむ寒さだった。
日給1万円を稼ぐのに、嫌な気持ちになったり慣れない力仕事や大声を張り上げて仕事をすることに慣れてなくて、本当にマスクがあって良かった。
表情が見えなくてよかった。
マスクさん、ありがとう。
改めて、マスクさんに感謝致しました。
✴︎✴︎✴︎
駅の構内の中で、某有名メーカーのお菓子のポップアップの仕事だった。
カワイイお菓子は、期間限定で「ここでしか買うことができない」という人気のお菓子だ。
朝の準備は、6つくらいの什器を倉庫から出してきてセッティングをし、垂れ幕や店を華やかにするようなディスプレイのセッティングをするなど、1時間かけてやる。
これが、かなりの力仕事なのだ。
わたしは、腱鞘炎になってからほぼ完全に完治していないので、ほんの小さな力仕事でも親指を使うのが結構大変なのですが、そんなことは言えない。
何しにきたんだと思われる。
また、レジもあるのでその設定やお金の準備。
心は、最初から憂鬱になっていた。
そんなとき、更に試練があった。
取引先の会社の男性と待ち合わせをし、優しく丁寧に教えていただいてホッとしていたところ、お腹の調子が悪く遅刻してきたと言うKさん。
同じ派遣会社の30代後半くらいの女性が後から出勤してきた。
その女性は、わたしが初めてだと挨拶をしたのだが、目もみない。
ろくに挨拶もなし。
取引先の男性に話しかけてキャッキャと冗談をとばしてる。
そんな様子を見て、今日1日頑張らなくちゃ…と、改めて決心するわたし。
新人ということで、取引先の男性が丁寧に説明をしてくれて本当に優しい人で良かったと心から思った。
これで、ふたりとも違っていたら最悪なので。
因みに、男性は髪のてっぺんがかなり薄くて同年代かなと思うが、近くで見ると顔立ちや肌の印象で、おそらく40代くらいなのかなと思った。
細かい心配りにも助けていただいた。
しかし、同じ派遣会社のkさんは何かと細かいことを指摘して言葉がきつかった。
kさんは、もう初日からいるのでお店の店長みたいに振る舞っていた。
同じ派遣から来たのだから、フォローするどころか知らんぷりな態度で、わたしがお客様と話をしていると飛んできて「何を話していたんですか!」「なんと答えたんですか!」そんな風な人だった。
そして…
レジを教えてもらい、お客様の対応をしていた時、わたしがクレジットカードの暗証番号をお客様が入力していたときに、見ていたと決めつけて強い口調で怒る。
入力をしているときの、ジェスチャー的なことを指示をするのだ。
そのときに、見るわけない。
わたしだって、毎日他の会社で同じようにやっている。
それくらいわかる。
それぞれ、やり方は違うのだからいいでしょうと言い返した。
どういうことですかとわかっていないようなので、お店や人それぞれやり方には決まりはないので、やり方に良い悪いはないんじゃないかと伝えた。
それとも、絶対そのようなジェスチャーをしないといけないのかと。
わたしは、「でも、そのやり方が正しいんでしょう。今度からkさんのやり方でやりますから、色々教えてください。全てkさんのやり方に従いますので。すみませんでした。」と、ハラワタが煮えくり返ってたけれど目だけニコニコするよう努力をして言い返した。
わたしは、もう最悪な気持ちだったし声出しも百貨店の中の上品な感じと違うし戸惑った。
kさんは多分スーパーなどでよくやっているようで慣れていた。
「すごいですね。言葉がポンポン出てきて!」と持ち上げると「わたしは、最初からぜんぜんできる人で平気なんです」と言う。
かわいくなーい。
そして、わたしにレジを触らせたくないマイルールがあるようなので離れた。
外にでて看板を持って声出しをし、レジに誘導して終わるような仕事となっていた。
ただ、その方がお客様と話ができるしわたしは目の前の仕事をまじめに自分らしくこなすことを考えながら頑張ろうと思っていた。
そして、kさんは初日の午後思いついたようにわたしのところにコソコソと耳打ちをするように寄ってきた。
「さっきは、冷たい言い方をしてすみませんでした」と言ってきたのだ。
わたしに最初から突っかかる態度は気のせいじゃなかったのね。
やっぱり気のせいじゃなかったんだ。
謝ってきただけでも良しとするか!
「いえいえ、わたしが不慣れだったもので!足を引っ張らないようできるだけ頑張りますが、何かありましたら教えてください」と、変わらないだろうなと思いながらも返答してみた。
翌朝は、kさんとふたりでオープン準備。
kさんは、ふたりだけだし遅く来ないかと提案してきた。
あーなんて、ズル賢い。
きっと、お腹痛くて遅刻したのは嘘だったんだろうな。
✴︎因みに、わたしは普通に来て「少し前に来たばかり」と答えました。
ずる賢くて、あざとい。
人生楽しいだろうなぁ。
kさんも、普段仕事をしていて冬休みだからこの仕事をしていると言う。
毎月、30日は働いていると自慢げに言っていた。
きっと、何か事情があるのだろうか。
まぁ、2日めも突っかかることは多々あったけれどね。
様子を見ていると、遅番で新人の50代くらいの女性がふたり入ってきて、レジもできないふたり。
ひとりは、声出しが全然できない人なんだけど、何も言われていない様子。
わたしに何かあるのだろうか。
最初から、あの突っかかり方はなんだったんだろう。
元旦から落ち込み、帰宅して犬を抱きしめた。
とにかく、自分に「よく頑張ったね」と褒めてあげたい。
こんな2023年の幕開けになった。
少しでも、昨年よりは良くなるように頑張れたらいいな。
今、働けることに感謝します。
今年も、やるっきゃない!!
chay
●今年は向上したい。頑張ってきたことが報われるといいなと思い、写真をお借りしました。
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