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tokimekisagashi
親友の結婚式
友人の結婚式に参列した。私の結婚式にも来てくれた長年の大切な親友だ。誰とでも仲良くできて、人付き合いも良く、気さくな彼女。
1クラス程度の人数のゲストを招いた私の結婚式。
彼女の結婚式には倍以上のゲストが集まっていた。笑いの絶えない、賑やかな結婚式。大事な友人の晴れ姿を見ることができて、もちろん嬉しかった。
だけど同時に、そんな彼女と自分を比べて、少し心がざわっとした。会って話すと、話がとまらなくて、くだらないことで笑いあえる親友が、どこか私と生きる世界が違うことを目の当たりにしたようで、少し悲しくて、せつない。
私もこんな風に大勢の人に集まってもらえるような人間でありたかったな。そう思うと同時に、きっと彼女は私のように、誰かと比べたりせず、自分の幸せと同じように周りの幸せを喜べる人なんだろうなあと。
私は彼女と違って、人付き合いも悪く、何事も損得を考えてしまう人間だ。
彼女との違いが分かったような気がした。彼女がきっと分け隔てなく周りに愛を与えられる人だからこそ、私とこうして仲良くし続けてくれているんだろうなとも思った。
私は私。周りと比べてしまうのは、自分自身を認められていないから。
彼女のようになろうとしたって、なれっこない。諦めたら(受け入れられたら)よいのに、なぜ比べてしまうのだろう。彼女の姿は自分がありたかった姿だったのかもしれない。隣の芝生は青く見える。青すぎる。
それでも今の私を認めないと。自分の決めた選択肢をひきずらないこと。
自分の決めた選択肢にも、きっと何かしらの背景があったはずだ。
彼女が決めた選択肢も様々な過程を経て出したものだ。見えるものだけでない、自分自身の想いを信じる、貫きたい。その信じる気持ちが自分を強くできますように。