タスクシュート協会理事・大橋悦夫さんに共感する理由とは?|才能発掘のハナシ
タスクシュート認定トレーナーとして最近時々やりとりをするようになった大橋 悦夫(おおはし えつお)さん。
タスク管理メソッド「タスクシュート」の生みの親で、有名なブログ『シゴタノ!』運営者でもある。
ある意味、インフルエンサー的存在だ。
いつも「すごいなぁ」と思いつつ……なぜか時々、共感を覚えていた。
「憧れ」的な遠い位置ではなく、結構近い場所にいるような気もする。
その理由が少し分かった気がするから、少し考察してみる。
(※ あくまで私個人の感想なので注意)
『シゴタノ!キャスト』 051回を聴いて
大橋さんの思考や興味について考えを深めるきっかけになったのは、Podcast『シゴタノ!キャスト』のとある放送だった。
『シゴタノ!キャスト』は大橋さんと佐々木 正悟さんとの会話がめちゃ面白く、ちょうど全91話を聴き終えたところ。
その中の1つ、「051:大橋はいったい何をやりたいのか?」という回。
「大橋さんは何がやりたいの?」
と聞かれてお話されていたことが興味深く、とても同意できる内容だった。
大雑把にまとめると、上記のような話なのかな……と思う。
他人の強みを見出す才能
確かに私自身も、去年の大橋さんとの1on1で似たような話をされた。
▼ その時の詳細
この時は時間が短すぎて、私自身の「何ができるか」よりも「今後何がしたいか」という希望・願望ベースで話しただけだったけれど……
その後、私の発信を見ていただいたり時々話したりする中で
「気軽に発信するところが他の人とは少々違う」
「物語の解像度が高い」
「できなかった時の経験を話せば、似た人に届くかも」
などの気づき・アドバイスをいただいた。
(明確な助言ではなく、私が勝手にそう感じただけかも)
*
今回の放送も合わせて考えると、大橋さんには「人の強みを発見する才能」があるんだなぁと実感した。
そもそもの人生経験も多いのだろうが、人をただ漫然と見ているだけではそうなれないはず。
気づきが多いのは、大橋さんが記録魔なせいもあるのかもしれない。やっぱり「記録をすればうまくいく」……のか?
▼ 記録については、こんな放送も
「有名人にならなくていい」に共感
51回の放送で話されていた
「皆がそれぞれ自分の才能で細々と稼いでいけるのが理想。特に有名人にはならなくてもいい。なったらなったで大変」
には、めっちゃ共感!
*
私自身、今は「有名になりたい」欲が少ない。(自分比で)
有名人の知人友人を見ていると、どうしても「有名」が幸せに直結するとは思えないから。
(彼らをディスっている訳ではなく、単に苦労が多そうだという意味)
「ファンを作って稼ごう!」
と言う人も多いけれど、どうしたって構造的に濃いファンは簡単にアンチになりやすい。
"愛" と "憎" は裏返しの存在だから。
「愛はすごく欲しい!でも、憎は一切要らないよ」
という訳にはいかないのだ……これがなかなか。
もちろん誹謗中傷は無くなったほうがいい。
だが、その傾向(愛が増えれば憎も増えやすい)は変わらないと思う。
*
私はささやかな今の幸せを失いたくないから、大金を稼いで有名になろうとは思っていない。(少し前までは思っていた気がする)
「好きなことで生きていこう!(すぐに月100万稼ごう)」
じゃなくて
「好きなことで生きていこう!(とりあえず月5万の副業として)」
みたいな感じ。
そこから発展していくことはあると思うけれど、最初はそれくらいでいいんじゃないかな……?
ちょっと夢がないかもしれないが。
眼差しのやさしさ
放送の中で、佐々木さんが大橋さんについて語った
「不思議な共産主義(空想的社会主義)」。
簡単に説明すると、
「お互いの得意を活かしあって助け合いながら生きていこう」
みたいな感じの意味だ。
そういう "職人同士の社会" みたいな構図には、私も憧れる。
「皆がモブではなく」という想いは優しいなぁと思う。
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でも実際問題、特に「すごい」とされる人ではなくても、何かを成し遂げていなくても、興味深い点は多い……と最近感じている。
お客さんと話していても、まさに「全員が個性的」で。
この世の中に「どうでもいい人」なんかいない。相性もあるから全員に対してではないけれど、話しているとすごく楽しくて勉強になる。
「個性って、別になにも特別なことじゃない」
とは時々言われるけど……本当に同感だ。
これは「群像劇が好き」という話に通じるものがある。
(詳細は下記noteで)
それぞれが、既にきちんと「大事なもの」を持っている。
光っていなかったとしても光らせることはできる。要は光の当て方の問題なのだ。
現代のこの地域では光らなかったとしても、別の場所に移れば光らせることができるかもしれない。
(例えば、狩猟採集の能力を現代の都市社会ではほぼ生かせないように)
そもそも、光らせる以外の方法もあるのかも。
ガワじゃなくて内面を知りたい私
この一連の発見が面白いと思った理由を考えていたら、自分自身についても大きな気づきがあった。
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私は人と話すのが大好きで。
昔から、頭痛の時に人と話していたら治ってしまうケースが何度かあった。話していると自然とテンションが上がって、元気になってしまう。
オンラインのZoomなどで話してても、終わったら暑くて汗をかくほど元気いっぱいになる。
特に2人3人とか、少数で話すのが好きだ。大人数での話し合いや天気の話みたいな表面的な話はさほど好きじゃない。
理由は、なるべく深い話がしたいから。きっと、話すことで人を理解したいんだと思う。
私には「理解したい」という強い欲求がある。
人だけが対象なのではなく、モノやコトも対象だ。
どんな人生を歩んできて、いつ何をきっかけにどう考えて今に至っているのか、何をしたいのか、何を普段思っているのか。
……そういうところに触れられる深い話が大好物なんだろうな。
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「大橋さんをすべて理解した」
という訳ではないけれど、カケラに触れられて興味深かった……という話。
本当に穏やかで素敵な方だと思う。
「タスクシュート総決算 2024」で会えるし詳しくお話を聞けるので、気になる方はぜひどうぞ!(特に現地がオススメ)