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ymmtamzn
1時間だけ、一杯行きましょうか。
毎日です。
毎日、18時頃になると、イワミ部長はそういうんです。
それにのって、タカハシさんも、「1時間だけね」とノリノリです。
1時間で終わるわけがない。
毎日です。
でも、グループ内のスタッフは、ほぼ行きます。
強制的かつ自発的。
楽しいっちゃ楽しいんです。
どーでもいい話を、ループする。お酒が入っているから、ループも濃い。
今ならお縄な会話も、当たり前。
その会社は、体育会系の会社だったのですが、
私の所属していた部署、チームのみなさん、いい意味で変わっていて、
尖っていて、でも人間味があり、ぶつかることは多々あれど、
毎日一緒に飲みに行く。
ま、結果仲良しなんです。
当時、上は45歳から、下は私30歳。
なんだかんだと可愛がってもらいました。
今思い出しても、心に残るような、
いい声がけはしてもらったはずなんですが。
やっぱり思い出すのは
1時間だけ、行きましょうか。(くいっ)
令和の時代、飲みにケーションなんて言葉も死語だろうし
むしろ誘うことでハラスメントなんて言っちゃう時代。
下ネタなんかもってのほか。
だけど
昭和から平成にかけて駆け抜けた私にとっては
あの1時間という名の3時間の飲みにケーションは
かけがえのない時間。
その会社をやめて10年以上たちますが
いま、ああやって毎日、飲み歩いてくれる仲間も
環境もありません。
だからこそ、思い出すあの日々は、
当時は面倒くさいときもたくさんあったけど。
いつも誘ってくれて
ありがとうございました。