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グループワークでの発話量と学力の関係の話

個人学習よりも、グループワークの方が成績が良くなるという研究があります。(詳細は下記リンクより)

グループワークはコミュ力の高い子向き!?

我が子の成績向上を目指すならば、我が子をグループに放り込んで、友だちといっぱい言葉を交わしながら、勉強すればよいというように思うかもしれません。

友だちと仲良くおしゃべりしながら勉強をする子どもたちを見ていると、親も先生も誰もが「楽しそうに勉強していていいなあ」と感想を持つでしょう。いっぱいしゃべって、子どものコミュニケーション力もついて、いいことだらけのように思えます。

物静かな子の成績は上がるの!?

あまりしゃべらない物静かな子へは、本当にグループ学習の効果が期待できるのでしょうか。

「うちの子引っ込み思案だから、どうしましょう」

と先生に相談したことのある保護者の方も多くいることでしょう。

グループワークでは先生も実際にあまりしゃべらない子をみると、発言が多くなるようにファシリテートすることもあります。それでも集団への関わりには、どうしても個人差が生まれるのが現状です。


そうすると、いっぱいしゃべる子どもと、あまりしゃべらない子どもでは、いっぱいしゃべる子どもの方が学習へ寄与し、成績がぐんぐん上がるのであろうと、親や先生は思い込んでしまうことでしょう。

でも、実は全然そんなことはないのです。

グループワークでの発話量と学力の関係は?

グループ学習に参加した子どもの発話量学力を比べました。いっぱいしゃべる子とあまりしゃべらない子の学習効果を測るためです。

その結果、いっぱいしゃべる子と、あまりしゃべらない子どもとの間に学力差は生まれていないことがわかりました

引っ込み思案で自分からは話せなくても、グループワークに上手に参加していれば、みんな同様の学習の成果が得られると言うことなのです。

いっぱいしゃべる子もいれば、静かに友だちの声を聴く子もいます。集団の中で「自分らしさ」を発揮できることが大切なのでしょう

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