キングダム アニメ5期の感想
先日キングダムのアニメ5期を一気に視聴しました。
いやーまんまと桓騎の掌で遊ばれた感じですね(笑)
大人の戦いというか、信や慶舎などと違い心に余裕のある感じが魅力的だし、最終的な結果につながったのかなと思いました。
今回はその感想について語らせてください。
以下に内容のネタバレを含みますのでご注意ください。
桓騎の魅力について
まずはお頭について語らせてください。
桓騎ってやり方は決して褒められるものではないですけど、軍の長としも能力は圧倒的ですよね。
数手先まで読み切る戦術眼
各隊の特徴を活かした戦略の実行
人の思考を読み解く能力
勝負どころでも大胆さ
勝負に急がない忍耐力
パッと考え付くだけでもこれだけ素晴らしい部分があります。
特に第6話「黒羊の大一番」で秦軍の圧倒的有利な状況であえて何もしないかったとことが黒羊戦のターニングポイント。
さすがに驚かされました(笑)
ただこれも気まぐれではなく、相手の総大将・慶舎の特徴も踏まえた上ての決断であり、結果的に慶舎を戦場に引きずり出しました。
そこを飛信隊が仕留めるということになり、膠着状態だった戦局を大きく動かした一手でした。
また途中で標的を慶舎から紀彗へ変え、相手の弱点をピンポイントでえぐる戦略にもゾッとしましたね。(黒桜姐さんのカンの良さがもたらしたものでもあるでしょうが)
6話の部分も含めて一貫しているのは、激しく動く戦局の中でも常に相手の心臓部(大将)を狙っているというところだなと思いました。
第10話で桓騎が丘からの撤退を命令したことに対して副官たちが不信感を抱いていた時に、「お前ら長くやりすぎて軍の考えに染まってねえか」という発言に桓騎の強さの本質が詰まっているようにも感じました。
自分たちの強み・特徴を活かして他にはない独創的な戦術で勝利を目指す。桓騎って現代の管理職とかやってもかなり有能なんじゃないかな?(性格はさておき)
飛信隊の成長
主人公・信が率いる飛信隊についても語らせてください。
今シリーズにおける飛信隊のハイライトとしては以下の3つでしょう
第3,4話の渡河の戦い
第9話で趙軍総大将・慶舎を討ち取ったシーン
第11話の尾平と信のやりとり
まず渡河の戦いでは軍師・河了貂と副長・渕さんが活躍しました。
特に渕さんはなかなかスポットライトを浴びにくいキャラだったため、ここでの活躍はグッときました。
そして隊長・信は敵総大将・慶舎を、羌瘣も劉冬を討ち取り飛信隊の武力の要として存在感を示しましたね。
そしてなんといっても尾平と信の熱いやり取り。尾平は桓騎軍として戦っていたため、略奪行為に不本意な形ですが加担してしまいました。
これに対して信は激昂し飛信隊からの追放を命じましたし、のちに和解し結果的に隊の結束はより強固になりました。
今期は桓騎の戦いがクローズアップされたため、全体的に不穏や空気や見ていて気持ちの良くないシーンも多々ありました。
そんな中でも飛信隊はまさに王道の主人公ムーブを見せており、今回はそのまっすぐさもより際立っていたのではないかと思います。
戦いの規模が大きくなるにつれて戦略的要素の重要性も高まってきていますが、だからこそ信のひたむきに戦う姿はこれからもより一層魅力的になるのかなと感じました。
今シリーズの推しキャラ
おまけですが今期の個人的推しキャラについて勝手に発表します。
桓騎軍副官の黒桜姐さんです!!
おっかないけどこういう強い女性キャラは割と好きなんですよね(笑)
作中でも度々ピックアップされた中央丘の右側を率いており、敵将・紀彗のポテンシャルにもいち早く気付いたカンの鋭さを持ち合わせています。
口は悪いですが確かな武力と冷静な戦術眼をもち合わせており、桓騎への忠誠心も高さがうかがえるところに魅力を感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?