アイスランドのごはん事情と旅の記録その❷
アイスランドのごはんと聞いても、
あまりピンとくる人はいない気がする。
日本とアイスランドはなかなかに遠く、飛行機で14時間ほどかかる。だけど、この国のごはんは日本人の私には、わりとしっくりと馴染んだのだった。
アイスランドの定番あさごはん
ホテルの朝ごはんで毎回出てきたものがある。
それは、「スキール(Skyr)」という濃厚なヨーグルトのような食べ物だ。
味は水切りしたヨーグルトにマスカルポーネを混ぜ込んだような、濃厚な味わいだ。私はこの「スキール(Skyr)」がすごく気に入って毎回食べていた。調べてみるとアイスランドでは1000年も前から食べられていたそう。
2019年から日本でも手に入るようになるらしいのでご興味ある方は是非。
http://photrip-guide.com/2019/02/01/skyr-delicious-dairy-products/
アイスランドでは、サーモンやタラをよく食べる。旅の間もよく食べていた記憶がある。
どれもとても美味しかった。
アイスランドは寒くてもアイスを食べる人が多い。
街を歩いていると、カラフルなアイス屋さんがある。ふらっと入ってみると店内には何人か地元のお客さんがいる。
ベリーやピスタチオ、様々な種類があり目移りしてしまう。
そういえば郊外の滝を見に行った時に、マッシュルームのパスタを食べた、食べ終わったあとに外に出ると、滝に虹がかかっていたのをよく覚えている。
アイスランド最終日は
ホテルで近くのスーパーで買ったサンドイッチとドーナツを食べた。
街を見下ろしながら食べたランチは半分でお腹いっぱいになるくらい大きくて、兄と半分こした。
アイスランドにいて、ご飯で困ることはなかったように思う。
そんな旅の道中、
忘れられない景色がひとつある。
荒野の真ん中にあるホテルでまだ日も昇っていない時に、りんごと部屋にある温かい紅茶だけ持って朝日を見に行った。
外に出ると、澄んだ冷たい空気が肺に流れ込んでくる、ゆっくりと雪の中を歩きながら朝日が昇るのを私は見ていた。
大きな岩の上で座り込んで、
りんごを齧りながら温かい紅茶を飲んでいると、ふと、彼方から眩しい光が辺りに差し込んできた。
私には、それがなんだか世界の始まりのように感じた。
アイスランドは夏がとても有名だけれど、
春先も個人的にはオススメします。