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映画「ベルサイユのばら」初日観覧(雑感)
朝一番に観てきました!1,100円の割引価格で。
以下、ネタバレ含みます。
ベルばらファンのための映画です。原作を読んでいない人には、わかりにくいかも。アントワネットがフランスに嫁ぎ、オスカルが亡くなるところまでの話(アントワネット処刑の話はエンドロールの字幕で流れる)。
2時間の尺に収めるから、当然ダイジェスト版。デュバリー夫人もポリニャック夫人も一瞬出るだけで、台詞なし。ジャンヌや黒騎士もいない。
そう、アンドレの片目の負傷は「黒騎士」によるものではないのです。
また、貴族の男性が庶民の小さな坊やを背後から撃つ場面もありませんでした(オスカル決闘のシーンなし)。
オスカルがモテモテの場面もあまりなかった気が。
ジェロ―デルやアランとのキスシーンもなかったし、アンドレとは「今宵アンドレの妻に」と告白するまでキスする場面もなかったし…この辺はベルばらファンが勝手に脳内補完せよ、ということなんでしょうね。
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映画館に入場する際、こちらをいただきました。
この場面もさらっと流しただけだったような(人気の場面なので絶対入れるとは思っていたけど、本当に数秒。何故オスカルがドレスを着たかの経緯もなく、唐突に入っていた感じ)。
各場面をはしょって、ミュージカルのような演出がかなり盛り込まれていたので「インド映画っぽい」と感じた方もいたようです…。背景にやたらお花も飛んでいたし。
でもオスカルの沢城みゆきさん、マリー・アントワネットの平野綾さんはじめ、声優陣がすばらしかった!絵も目の中にお星さまが輝く、あの昭和漫画の世界なのにあまり古さを感じず…
フランス国民が飢えに苦しみ、生活も治安が悪化する一方、、マリー・アントワネットは、税金を湯水のように使い贅沢三昧。
なんだかよそ事に思えず。
――今の世の中、オスカルのような革命家は出てこない。
そういう資質がある人はすぐ潰されるよな…。