北欧の神秘ーノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
3月23日にふらっと立ち寄ったSOMPO美術館で観覧した「北欧の神秘」展。
本物は撮影不可です。空気感と透明感が素敵。でもどことなくインドを感じるのは私だけ?
約半分ほどは撮影可能だったので、一部を紹介。
《叫び》を思わせる筆致ですが、明るい雰囲気ですね。
特に気に入った絵です。川面の透明感といい、光沢といい――時間は止まっているのに、流水を感じるすばらしさ。ずっと見入っていました。
潜んでいるオオカミの眼光が鋭く、緊迫感があります。
キッテルセンの素描動画を拝見しましたが、非常に緻密で、水木しげる先生のタッチを思い出しました。
花を摘んで美しさを愛でようとする若者と、そっとしておこうとする若者と。二人の対比がのどかな筆致で描かれています。
ぱっと見、暗い絵…と思ったのですが、この細かさに圧倒されました。
画面から、物語が漂ってきます。
ほのぼの可愛い情景ですね(しかし画家と絵画の名前が長い!)。
※東京展では、このアラネンの《野生の鴨と天体》《サンポの防衛》が不出品だそうで…ちょっと残念(リストを見て知った)。
会場はあまり混雑していませんでした。
70歳前後の男性たちが声高に会話を始め、「お静かに」というプラカードを持ったスタッフさんに注意されていました。
数人単位だと、年長者の方がマナーが悪い気がします。
・・・年を取ると、恥じらいや、空気を読む力が衰えるのかもしれない。
気をつけよう。