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北欧の神秘ーノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

3月23日にふらっと立ち寄ったSOMPO美術館で観覧した「北欧の神秘」展。

《イルマタル》

本物は撮影不可です。空気感と透明感が素敵。でもどことなくインドを感じるのは私だけ?

約半分ほどは撮影可能だったので、一部を紹介。

エドヴァルド・ムンク《フィヨルドの冬》

《叫び》を思わせる筆致ですが、明るい雰囲気ですね。

ペッカ・ハロネン《河岸》

特に気に入った絵です。川面の透明感といい、光沢といい――時間は止まっているのに、流水を感じるすばらしさ。ずっと見入っていました。

ヴァイノ・プロムステット《弓の射手》
テオドール・キッテルセン《アスケラッドとオオカミ》

潜んでいるオオカミの眼光が鋭く、緊迫感があります。

テオドール・キッテルセン《アスケラッドと黄金の鳥》
テオドール・キッテルセン《トロルのシラミ取りをする姫》

キッテルセンの素描動画を拝見しましたが、非常に緻密で、水木しげる先生のタッチを思い出しました。

ガーラル・ムンテ《山の中の神隠し》
エーリク・ヴァーレンショル《森の中の逃避》
フーゴ・シンベリ《素晴らしい花》

花を摘んで美しさを愛でようとする若者と、そっとしておこうとする若者と。二人の対比がのどかな筆致で描かれています。

ガーラル・ムンテ《スレイプニルにまたがるオーディンのタピストリー》
アウグスト・マルムストゥルム《フリチョフの誘惑》

ぱっと見、暗い絵…と思ったのですが、この細かさに圧倒されました。
画面から、物語が漂ってきます。

アーンシュト・ヨーセフソン《水の精》
トルステン・ヴァサスティエルナ《ベニテングタケの陰に隠れる姫と蝶》

ほのぼの可愛い情景ですね(しかし画家と絵画の名前が長い!)。

ヨセフ・アラネン《レンミンカイネンと牛飼い》

※東京展では、このアラネンの《野生の鴨と天体》《サンポの防衛》が不出品だそうで…ちょっと残念(リストを見て知った)。

上の4枚の絵のキャプションです


これ、可愛い!

会場はあまり混雑していませんでした。
70歳前後の男性たちが声高に会話を始め、「お静かに」というプラカードを持ったスタッフさんに注意されていました。
数人単位だと、年長者の方がマナーが悪い気がします。
・・・年を取ると、恥じらいや、空気を読む力が衰えるのかもしれない。
気をつけよう。

常設のゴッホの《ひまわり》

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