属すとは
中小企業の経営者と話をする中で
従業員が会社のことをあまり考えない、自分の業務のみで無関心、
積極的に考えて動かない・・・などなど聞きます。
本当によく聞きます。そこそこ前から。
もちろん、ビジョンの共有やチームビルディングを諦めたわけでもなく
その大切さは十分承知しているし、そういうご提案もし続ける。
でもね、一方で経営者側も割り切ったらどうなのか?とも思う。諦めるということではなく。
で、改めて「なぜ属すのか?」問うてみたらどうなのか。
採用面接で、この質問をする経営者っているのかな。
法人とは、法律上認めらた人格であり、つまり人と同じに扱われる。
人には「権利」と「義務」がある。
例えば、従業員の義務って?権利って?
義務を果たしているなら権利の行使は当然。
だけど、義務を果たしていないなら?
あなたの義務は何でしょうか?
その上での権利の行使は問題ないどころか当然のこと。
そして、今の時代は様々な働き方がある。
ではなぜ属すのか?
フリーランスや独立も珍しくなく、
「属す」を選択した場合は、
その「属」に対する義務と権利を考えたらどうか。
何も頼んで属してもらっているわけでもなく、
「属す」ことを選んだのは、まぎれもなく「あなた」なのです。
と、私は思う。
一人でできること、一人だからこそやれること。
組織でできること、組織だからこそやれること。
会社以外にも組織はあり、その組織にも「属す」はある。
こちらも同様、頼んで属してもらったのではなく、
「属す」ことを選んだのは、まぎれもなく「あなた」なのです。
と、私は思う。
世話役が世話をするのはその役割の範疇においては当然。
しかしながら、範疇の捉え方も人それぞれ。
なんでもやってもらって当然ではないのです。
もう一度、「属す」ことを選んだなら、そのことに対する責任ある行動を。
してほしいと思うし、しようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?