オンライン研修と従来の研修の違い
zoomなどのテレビ会議システムを使った「オンライン研修」は、従来の研修と大きく異なります。
1.従来の研修
従来の研修は、受講生が研修講師と同じ部屋に集まり、対面で研修を受講します。ごく当たり前のことのようですが、新コロナウィルス禍の現在、遠い昔の様に感じます。
2.オンライン研修
オンライン研修は、パソコンなどを使って、ネットワークを経由するテレビ会議システムなどを利用することで、講師と受講者が同じ場所にいなくても、映像や音声をやり取りすることで、研修を実現します。
新コロナウィルス禍の前でも、技術的には可能でしたが、「なんとなく実際に講師がいた方がしっかり研修が出来そう」という感じで嫌厭されていたように思います。
3.オンライン研修と従来の研修の違い
オンライン研修と従来の研修の違いは色々あります。
オンライン研修では、画面を通して、お互いの顔は見えるし、声もスピーカーやイヤホンを通して聞こえるので、視覚的・聴覚的な情報を伝達することは従来の研修と同様にできます。
従来の研修では、受講生の座る位置によってホワイトボードに書いた板書の内容が見にくいなどの問題がありましたが、オンライン研修では、みな同じ映像を見ることができます。ただ、解像度が低い場合は、細かい文字は見えないことがあります。
オンライン研修と従来の研修との一番の違いは、「同じ空間にいない」という事です。
受講者は、自宅から参加できるので、移動が必要なく、負担が軽減されます。講師も同様で、自宅で研修を実施することができます。集合するための会場も必要がない場合もあります。
4.別物
一見、従来の研修でやっていたことと、条件は、そんなに変わらなくて、色々な負担が軽減されていいこと尽くめの様にも思えます。
しかし、実際にやってみるとわかることですが、オンライン研修と従来の研修の、このふたつは別物であることを、オンライン研修をする側も参加する側も実感します。
研修を依頼する研修担当の方も、請ける研修会社の担当の方も、「別物」であることを理解しておくことが必要です。