ピエール=オーギュスト・ルノワールの「舟遊びをする人々の昼食」、柔らかなタッチに秘められた技
ルノワールといえば「真珠色の時代」や「可憐な少女」のイメージが強かったのですが、ムチッとした男性もお見事😄
それに、この絵に描かれたグラスや赤ワイン、瓶、ぶどうの艶やかさといったら思わず見惚れてしまうほど。柔らかなタッチの中に、確かな画力が秘められているのが伝わってきます。
行儀悪くめくられたテーブルクロスや、雑然と置かれた瓶やグラス、ぶどうたち・・・一見バラバラなのに、全体としてちゃんと調和して見えます。不思議な魅力を感じるなぁ。
こういう、何気ないワンシーンを切り取ったような絵が好きです。気取らず、日常の一瞬がこんなにも美しく見えるなんて、やっぱり画家の画力はすごいなぁ。
余談ですが、私の中でルノワールのイメージはこのような感じでした。
※ヘッダー画像はイメージです。