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思考メモについて⑦ 知の大競走時代の備え

今日は出版ブルーオーシャン戦略ではなく、「思考メモ」に戻って、さらに考えていることを述べてみます。

簡単な知的作業も含めて、AIが人々の雇用を奪う。ホワイトカラーはそれに備えて新たな知的武装をしなければならない。

と、言われ始めていますが、これはその通りと僕も思っています。

これを少々違う観点から述べてみます。

僕は、ネット社会、スマホ社会になって起った不可逆的な変化の一つとして、人類が「情報の自主選択時代」に入ったと思っています。

ITの浸透以前は、自分の周囲の限られた情報やTVなどのメディアで受動的に得る情報でものごとを判断し、動いてきましたが、今や自分が知りたい情報は、全世界、そして全過去から総動員することができるといっても過言じゃなくなりました。

但し、その世界では情報をどん欲に集め、自分の血肉にするという情報の能動収集が伴います。

つまり、自分の成長や幸せに有用な情報を自ら積極的に集め、消化し、そして利活用するというライフスタイルの時代です。

これは、知識を創造するという面でも大きなインパクトがあります。

今までの限られた情報より、もっと多くの情報、そして質の高い情報で知識を創造することができるわけです。

しかも、万人にその機会が与えられつつあるわけで、知恵の大競争時代の始まりと言ってもいいでしょう。

この時代にあたって、自分の脳の力をいかに高めるかというのが課題になってくるだろうと僕は思っています。

前にも述べたように、「脳には過去の情報、体験、知見が詰まっているが、それが肝心な時に引き出せないというもったいない状態もまた現実である。だから、それを触媒として引き出すのが思考メモである」

と、思考メモの勧めを述べました。

そして今述べた知恵の大競争時代にあってその意味は益々高まるだろうと思います。

なぜなら、世界や過去から集めた質の良い情報、知見を、一端脳に収めたとしても、それを肝心な時に引き出せなければ意味がないからです。

まずは、「自分の思考メモを溜めておく」は、ますます合理的な行動になるということです。


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