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思考メモをとる生活⑩ 自分のスキル深化のために
僕が思考メモを書いていてる中身は、やはり、自分が考えていること=仕事のことが圧倒的に多い。
仕事の内容は状況に応じて刻一刻と変わっていくが、その時々で思考したことを絶えず振り返って見ていると、やはり、メモが増えるほど考えが深まっていると言うか、スキルの幅が広がり、かつ深化しているように感じる。
ここで、突然だが、「クレイジーキルト」(Crazy-Quilt)という考え方をご存じだろうか?
これは、インドの経営学者であるサラス・サラスバシー氏が2008年に体系化した起業家の行動原理の理論「エフェクチュエーション」の原則の一つで、不定形の布を次々に縫い付けて、パズルのようにキルトを作り上げていくやり方に例えた理論で、かいつまんで言うと、
起業家は、自分を取り巻くステークホルダーと交渉しつつ、どんどんビジネスの争点は変わり、予測不可能な道筋を辿っていくが、その都度学び、それが結果として、ネットワークの構築なども含め、自分の身になっていき、事業の成功に結び付きやすいというものだ。
世の中が激変していく時代の身の処し方として、優れた理論だと僕は思う。
そして、これからの時代、自分独自のスキルを身に着け、誰にも負けないようになる「ビジネスでの自分の成長のさせ方」にも当てはめることができる。
ビジネス分野での自分の成長の行方は誰にもわからない。
そして、おそらくジグザグな軌跡を描いていくものだ。
(人生もそんなものだよね)
その時、思考メモは、その時々での発見や知見を成長の一里塚として、しっかりと残しておくべきものと捉えたらどうだろう。
自分の思考の軌跡は、誰も見通せないこれからの時代を生き抜くために、
そして、自分のスキルの体系化と深化のために、
極めて有効な手段ということができないだろうか。