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オイル煮(アヒージョ)という食べ方【設計図付き】
こんにちは。クックパッドで「たべドリ」というアプリをつくっている、すどうといいます。
今回はオイル煮(アヒージョ)という食べ方について書いてみます。
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どんな食べ方?
Wikipediaによると、
アヒージョ(西: ajillo)は、オリーブオイルとニンニクで食材を煮込む料理
とされていて、スペイン料理の一種とのこと。
また、よく引き合いに出される料理として「コンフィ」があるのですが、
コンフィ(フランス語:confit)はフランス料理の調理法であり、各種の食材を風味をよくし、なおかつ保存性を上げることのできる物質に浸して調理した食品の総称である。
と書かれています。
ちょっと難しいですが、コンフィというのは保存を目的とした調理法のことを指していて、オイルを使わないコンフィも存在するそう。
たべドリ的には?
厳密な定義はさておき、たべドリ的には、にんにくなどで風味をつけたオリーブオイルで、具材を煮る料理全般を指して、ざっくり「オイル煮」と呼んでいます。
よく合う食材は?
とにかくなんでも合います。
魚介類
エビ、牡蠣、ほたて、タコ、イカ、などの魚介が定番です。
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肉
砂肝や鶏肉など。ベーコンやウインナーなどの加工肉も。
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野菜
ミニトマトやブロッコリー、じゃがいも、アスパラ、長ネギなど。
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きのこ類
しめじやエリンギ、マッシュルームなど、きのこ類全般もおいしいです。
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アヒージョの味付け
定番はシンプルに塩だけで。アレンジとしては、
しょうゆをプラスして和風に仕上げる
カレー粉を使ってカレー風味に
レモンなどの柑橘類のスライスを一緒に煮て、さっぱり仕上げる
などがあります。いろんな組み合わせを試してみましょう。
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調理のコツ・ポイント
3点ほどポイントを紹介します。
オリーブオイルの種類
スーパーで売られているオリーブオイルには、大きく分けて
エキストラバージン
ピュア
の2種類がありますが、どちらもアヒージョに使うことができます。
エキストラバージンの方が価格が高いため、ピュアオイルを使うことが多いようです。
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オリーブオイルの温度
あまり高温で煮ると揚げたようになってしまうため、オイルがふつふつする程度の低めの温度で煮ていきます。
温度を上げすぎないことで、エビなどの具材も破裂せずに煮ることができます。
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にんにくの刻み方
にんにくは、
細かく刻んで入れる
スライスして入れる
包丁の背で潰したものをゴロッと入れる
など、いくつかの方法があります。
一般に、にんにくや鷹の爪は細かく刻むほど風味や辛みが際立ちます。
目指す仕上がりに合わせて切り方を使い分けましょう。
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やってみよう!
好きな具材で基本のアヒージョをつくってみよう
まずはシンプルに、オリーブオイル、塩、にんにくの組み合わせを試してみましょう。
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エビやきのこの定番具材もよし、野菜だけでシンプルなアヒージョもおいしいです。
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しょうゆをプラスして和風のアヒージョをつくってみよう
仕上げに醤油を入れると、和風の仕上がりに。
醤油を入れることを考慮して、塩の量を調節しましょう。
また、醤油は焦げやすいので、最後に加えてすぐに火を止めましょう。
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カレー粉をつかってスパイシーなアヒージョをつくってみよう
カレー粉を使えば、簡単にカレー風味のアヒージョができます。
醤油と同様、カレー粉も焦げやすいので仕上げに加えて、さっと混ぜましょう。
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レモンをつかってさっぱりしたアヒージョをつくってみよう
スライスしたレモンを一緒に煮ると、さっぱりした仕上がりのアヒージョになります。
レモンは加熱しすぎると皮の苦味が出てしまうので、オイルに浸かりすぎないよう、具材に乗せるのがポイントです。
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魚のアヒージョをつくってみよう
さんまやサバ、いわしなど、切り身の魚もアヒージョにできます。
冷たいフライパンに魚とオリーブオイルを入れ、弱火でじっくり仕上げていきます。
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【まとめ】 オイル煮(アヒージョ)の設計図
最後にこれらを1枚にまとめた、オイル煮の設計図を紹介します。
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まとめると、
魚介、肉、野菜など、幅広い食材が使える
オリーブオイル、にんにく、塩、鷹の爪が味付けのベース
風味付けとして、しょうゆやカレー粉などを好みで加えることができる
用いる調理法は、シンプルに「煮る」だけ
食材は野菜単品でも良いですし、エビとウインナーとか、肉と魚を組み合わせてもOKです。
簡単なわりに応用の幅が広くて、覚えておくと余り物を消費できたりして、非常にコスパの良い食べ方だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!
それでは〜👋