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チョコレートはいいぞ
結論:チョコレートはいいぞ
いいよね。コンビニやスーパーで買う板チョコがすでにおいしいし種類豊富なんだもの。
私の舌の解像度では、チョコはおいしさがカンストしているので、どれ食べても「最高」と思ってしまう。
でも、そんな私でも違いがわかる大好きなチョコがいくつかある。今回はそのラインナップを紹介させて欲しい。
5th Avenue Chocolatiere(おすすめ:レギュラートラッフル)
出会いはいつかのバレンタインフェア。「JALのファーストクラスで提供!」みたいなうたい文句にひかれてブースの前で足を止めると、試食用の爪楊枝にささったレギュラートラッフルのかけらを手渡された。
それを食べた瞬間の衝撃たるや。チョコレートに似つかわしくない表現だが「旨味」を感じたのだ。
びっくりした私に店員さんが畳みかける。
「シャンパントラッフルも試食いかがですか」
……シャンパンだと…!?
恐る恐る口に運ぶと、前述の旨味はやや控えめに、香りの華やかさがぶわっと広がった。こちらも最高。
ただ、どちらも少々値が張る。しばらく店員さんのセールストークを聞いていたが、当時は今ほどチョコレートに対する財布のひもが固かったので、一旦その場を離れて店内を一巡りした。
いくつか試食をしたり、○○賞受賞!といったポップを見て回ったが、どうしても忘れられず、ブースに再訪してお買い上げとなった。
思えばこれがチョコレート沼にはまった第一歩だったのかもしれない。
一番人気はシャンパントラッフルだが、ここは一旦レギュラーをおすすめする。あの旨味ををぜひ感じてほしい。
また、毎年いろいろなお酒やカクテルを使った限定商品が出て、店舗限定なんかもあるのが悩ましいところだ。
シルスマリア(おすすめ:ソラリス/静岡クラウンメロン)
山下(半分同居人)がホワイトチョコが好きなので、バレンタインにはホワイトチョコを渡すようにしている。でもなぜか、どのブランドもホワイトチョコのラインナップは少なく、そもそも取り扱っていないところが多い。カカオにこだわりだすと、ホワイトチョコは邪道なのかな?
とにかく白いチョコ、と思って探していた矢先に見つけたのがシルスマリアだ。
こちらも試食で恋に落ちた。ソラリスは古酒を使った生チョコで、ねっとりとした甘さと対照的にさわやかな果実感のある香りが鼻を抜ける。
他にもウイスキー系やチーズ系といった変わり種もあり全部おいしいが、出会ってからずっとソラリスが不動の1位だった。
ところが、今年そんなソラリスを脅かすニューカマーが現れた。静岡クラウンメロンだ。
こちらも同じくホワイトチョコで、口に入れるとまずは濃厚な甘さがきた上で、したたるようなメロンの香りと味の波状攻撃がくる。
ソラリスはHPでは見つからず、フェアの一部の店舗のみの販売みたいなので、見つからなかった方はぜひメロンをご賞味あれ。
ジャン・シャルル・ロシュー(おすすめ:ボンボンショコラ「山椒」)
これは自慢なのだが、パリの本店に行ったことがある。
でも、当時の私はまだここを知らず、本命のパトリック・ロジェに向かう道すがら、たまたま通りがかってふらっと寄ったのだ。
こじんまりして明るい店内で、チョコレートのオブジェがたくさんあった。
―――後々調べると、ジャン氏はもともと彫刻家で、思い返せばそのエッセンスがふんだんに使われた店内だった。
並んでいるボンボンショコラを眺めながら店員さん(記憶が定かではないが、おじさんだった。もしやご本人だったのか…??)と片言の英語で会話していると「サンショウ」という知った単語が聞こえ、物珍しさにそれ含めていくつかボンボンショコラを買ったのだった。
その後に買ったパトリック・ロジェのチョコと併せて食べたのだが、山椒のおいしさのインパクトが強く、正直それ以外のチョコの記憶はない。
日本でも何回かアソートを買ったが、山椒には出会えておらず、思い出の中でただただ輝く一粒になっている。
因みに、大人気のフルーツタブレットはnot for meだった。
あれ買うならロイズのフリーズドライのイチゴにホワイトチョコかかってるやつの方がいいと思うな…。
ヴェンキ(おすすめ:ティラミス)
これもまたちょっと自慢だが、フィレンツェで初めて買った。
秤売りが楽しく、キラキラした包装をどれにしようか悩む時間も含めてとてもいい体験になった。
そんな幸せな思い出があるので、日本でも店舗を見かけるとちょっと嬉しくなる。なんなら、疲れたときに敢えて店舗に出かけて回復することもある。チョコレートの味は上述みたく特別に美味しい!!というわけではないのだけど、私の中では特別なチョコレート屋さんだ。
ということで、私のおすすめはティラミスだけど、どれもおいしいのでぜひ心躍る見た目のものを選んでほしい。
夏限定(?)のリモンチェッロのチョコも、お酒OKならおすすめ。
あと、ジェラートがどれも最高においしいので、ぜひ試してみてほしい。
その他おすすめチョコ
上述のようなエピソードはないが、結構好きなチョコをとりあえず記録しておく。
マダムドリュック(おすすめ:トリュフ シャンパン ローズ)
レオニダス(おすすめ:マノンカフェ)
フーシェ(おすすめ:オリンポスの煌めき)
結論:チョコレートはいいぞ
容量あたりの幸福度でいうとかなり上位になるのでは?
造形の美しさ、味のおいしさ、歴史の深さなど、深堀しだすと止まらない。
味の中にも、カカオの産地までこだわるブランドもあり、違いが分かる人には面白いだろうなぁと思う。
バレンタインフェアは佳境だが、皆様のおすすめチョコもぜひ教えてほしい。
それでは皆様、よきチョコレートライフを!