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「情報」「決断」そして「行動」

みなさんこんばんは。

今回は、人の行動原理についてすこし頭の中を整理したいと思います。というか、新人教育などでもたまに説明していることなのですが、意外とこのあたりの整理が行き届いていない人も多く、仕事で行き詰まったときなどになんだか無駄に悩んだり、考え込んだりしているのを見ると、

 ちょっと(´・ω・)スンッ

な気持ちになります。

ちなみに、私は悩んだことがありません。オット嘘つきました。

 「仕事では」

悩んだことがありません。普段もほとんど悩みません。悩むとすれば、(回避できない)と(回避したい)が衝突した時の人間関係くらいでしょうか。私の中で「悩む」とは、『答え(道理)がわかっているのに、それを心が受け付けようとせず葛藤している状態』と解釈しています。

私は普段、心(想うこと)よりも頭(考えること)を絶対的に優先するので、まず悩むなんてことないんですけど、面倒な人間関係だけはその限りではありません。

通常、仕事と言えば部署、役職、役割といったものが必ず割り当てられるものですので、それらの立場ごとに「する」ことは決まってるし、「する」ために必要な情報が何なのかもわかっているので、その「情報」さえ集まるか、集め方がわかればいいだけなので、一つひとつの活動に対して、

 "必要十分な条件"が何かを定義し、
 "必要十分な条件"の過不足を埋め、
 "必要十分となった条件"の活動から取り掛かりつつ、
 残りの"必要十分な条件"を満たす活動を並行で進める

をするだけです。決断には30秒あれば十分で、活動の整理には10分あれば十分で、あとは活動するだけです。「仕事」であれば、取り掛かるスピード、遂行するスピード、成果を出すスピードであまり負ける気がしません(負ける時は負けるでしょうけど)。

まぁ、こういうアルゴリズム的なものを自分の中でたくさん用意してしまっているから、悩む必要がないんですかね。たぶん。

そして、成功すれば過去のベストプラクティスと比較して、『いいとこ取り』するだけ。失敗すれば原因を突き止めて、現在のベストプラクティスに組み込んで『改善する』だけ。

仕事なんて、それ以外に余計なことを考えようとしません。
シンプルイズべストを貫くだけです。複雑なものも、シンプルに分解してから捌きます。

最悪なのは、「いいとこ取り」も「改善」も、どちらもしないこと。ただ漫然と生きているだけな感じがして、人生の無駄遣いとさえ思ってしまいます。


(我流)人間行動学

別にどこかの偉い人が言ってたとか、文献に書いてあったとかではないので、実際のところ合ってるのかどうかはわかりません。ですが、私の中では恐ろしいほど腑に落ちていますし、実際、この考え方で間違ったことないので、日頃から常にそう考えているのが、

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必要十分な「情報」がなければ、正しい「決断」はできない
「決断」と、十分な「情報」がなければ、正しい「行動」ができない

というものです。これらの相関関係を無視して進めると、失敗する確率がグンと跳ね上がります。まぁ、あくまで私の経験則ですし、人間行動学というのも、私が勝手にそう思っているだけです。もちろん、反射神経的なものは除きます。

ちなみに、ここでいう「情報」には、『情報がそろっていない』というのも一つの情報だったりします。要は、今置かれている状況や立場、リソースから最適解を生み出されるすべてが有益な「情報」と考えるのがポイントです。

何も知らない、あるいは知るべき情報が不足しているというのは、「一寸先は闇」と同じです。明るい街灯で照らされるでもなく、自身も懐中電灯すら持ち合わせていないのでは、まともに進むこともできませんし、分岐になっても標識が見えなければ、どちらに進んでいいのかわかりません。

一昔前に例えていうなら「志村、うしろー!」と言われているような状態です。

WBS(Work Breakdown Structure)という言葉がありますが、プロジェクトに限らず、様々な行動や決断も「分解」し、「構造化」することは可能です。これに慣れていると、多少情報が集まっていなくても、集まったところから開始できる決断や行動があり、それらを進めている間に、他の不足している情報を集めることも可能になります。

分解によって、粒度が細かくなればなるほど、時間に空きを作らず、無駄なく効率的に進めることも可能になります。石よりも砂、砂よりも水、と分子構造が小さい方が隙間なく埋まるのと同じ理屈です。そうやって時間の隙間を作らず、最大効率を引き出せば、誰よりも仕事が早くなるのは道理です。私の活動スピードが「速い」「早い」と言われるのは、そのためです(まぁあとは日頃の様々な活動も最適化しているからでしょうか)。

「活動」を分解し、クリティカルパスを任意に操作できるようになれば、時間帯効果を最大限に引き出すこともできるようになるでしょう(アクティビティのレイヤーが粗ければ粗いほど、クリティカルパスも冗長的に膨らみます)。

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