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行動の遅れが不安を増やす

すぐにでも行動できる人はこのことを感覚的にでも知っているものです。

目の前のひとつの仕事が終わってもそれだけでは終わりません。仕事中にまた新しい仕事が発生します。次の仕事が待っています。仕事に

「終わる」

ということは基本的にありません。

常に次の仕事が来る前にどんどん処理をして、仕事が完了しているのなら問題は起きません。新しい仕事の発生も苦にならないでしょう。

しかし、仕事が終わるペースが遅れると次から次へと発生する仕事がどんどんたまっていきます。やがては処理しきれないほど膨らんでしまいます。

そのことを頭でわかっていても実行に移せない人は、知識としてわかっているだけで理解していないのでしょう。要するに学生症候群の悪癖を改善しようと努力してこなかった…ということです。

ありとあらゆるタスクに期限が設定されるビジネスの世界で行動の遅れは命取りです。適切な時期に着手して、期日を守るということを励行していかないと仕事はたまるばかりだからです。

もちろん、IT業界…とりわけソフトウェア開発業でもそれは同様です。B2Bにおけるソフトウェア開発/システム開発は『請負』や『準委任(SES)』という契約で業務委託されることになりますが、契約自体は受注時に締結するため、当然ながら『期限』を必ず設定することになります。

そう、与えられた時間は絶対に有限になるわけです。

にもかかわらず、その有限な時間を最適な使い方をしようとせずにだらだらと遅らせるのは、失敗する…あるいは後半に大変な想いをするのは自業自得です。

このあたりは

 『適切なPDCAを普段から意識して取り組んでいるかどうか』

だけで大幅に変わってきます。

 ・ダメな部分を容認していないか?
 ・自らを見直す気があるのか?
 ・次の行動に活かす気があるのか?

と言った部分の有無だけで人は大きく変わってきます。そしてこの部分で出遅れる人は大概の場合、大成できません。


かくいう私も本を買うのが好きで手当たり次第買ってしまう癖があります。
そのくせ、読書する機会は大して多くもないので、未読の本がものすごいスピードでたまっていきます(読み始めさえすれば、読むのは早い方だと思うのですが…)。

仕事と同じで、どんどん読んでいかないとやがて自分の部屋に入らなくなってしまうかもしれません。

あらためて「行動の遅れが不安を増やす」ということを肝に銘じたいと思います。締め切りを意識し、取りかかる期限を決めて、楽しい気分で行動し続けましょう。

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Takashi Suda / かんた
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