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仕事の品質(コミュニケーションの重要性)

「社会人」とは、社会のルールに従って活動するものを指します。
「企業人」とは、企業のルールに従って活動するものを指します。
「技術者」とは、専門性のある技術を習得したものを指します。

皆さんは社会人ですか?企業人ですか?技術者ですか?
それとも、それらを兼ね備えたものですか?

品質には、プロダクト(製品)品質と呼ばれるものと、プロセス(仕事)品質、そしてマネジメント(やりくり)品質と呼ばれるものがあります。

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一般的に日本における品質保証部とは、前者のプロダクト品質を担保するための組織を指しますが、たとえばQMS(Quality Management System)にあるように、欧米では主に後者のプロセス品質をこそ求められます。

当然、ITと言う技術やソフトウェア開発と言う仕組みは、欧米から輸入されたものであり、それらの作法を正しく継承するのであれば、欧米では一般的である

 まず、プロセス品質を担保し、
 その結果としてプロダクト品質が保証されなければならない

が私たちの業界においてもあるべき姿となります。

料理と同じだと考えてください。
何かよくわからないけど、適当なものをぶっこんだら、おぞましい何かになったんだけど、口に放り込んでみたらたまたま美味しかった…と言うのは、本当に今後も安心して食べられますか?

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ちゃんとレシピ通りの材料を使い、美味しそうなビジュアル、美味しそうな匂いだから、安心して食べようという気になりませんか?

 結果良ければすべて良し

と言うのはただの方便で、実際のところ人間はそんなに割り切って考えられません。常日頃から、顧客に、周囲に、そして会社に安心感を与え続けることも重要なのです。結果良ければ~というのは、

 「100回目にして、やっと上手くいったと思うので、食べてください」

と言われても、結果さえよければすべて安心しなければならないと言っているようなものです。それって次からも信じて任せたいと思いますか?

それってつまり、『品質』に対して信用ができないということです。信用を得るためには、通常業務の一つひとつの品質が非常に重要です。

 報告然り、連絡然り、相談然り。
 情報の共有も然り。

組織での活動にはコミュニケーションパスがしっかり定義されていないと失敗することが多々あります。これはプロジェクトチームにおいてもそうですし、部や課の組織内においても同様です。

これを疎かにするということは、プロジェクト、組織、そして企業を、ひいては社会を軽視していることになる…と言うことを肝に銘じておかなくてはなりません。

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Takashi Suda / かんた
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