働かない生活を送る人々
パプアニューギニアで就職していない男が多い理由
昨日、就職していない男が多い話についてnoteで書き、同僚にその理由を聞いてみた。
学校に通わない理由
背景として、親が教育費も払えないのに子どもをたくさん産み、学校に行かせてあげられない子の面倒を見ないことがあるそう。
学校に行かない子も学校に行く子も自然に生えているマリファナという遊びを覚え、更生するよう指導する人もおらず、悪い遊びを始めやすい。
そのため、学校に通っていた人も中退して就職しない道を選ぶ。
就職しない理由
無事学校を卒業できたとしても、就職先がないという問題が待っている。
歳を重ねても退職せず残ろうとする年配がよくいるそう。そのため新卒の採用枠がかなり少なくなってしまうのだ。
さらにその少ない枠も、コネで入職者が決まることが多いのだそう。
コネはアフリカでもよく聞く事例だ。
しかし違う点として、コネの範囲が広いように感じた。アフリカなら親戚がコネを使って就職する。パプアニューギニアにはワントク(1つの言語)というものがある。公式なものではなく、同じ部族だから贔屓するのは当たり前という考え方。親戚だけではなく、部族にまで使う点でこちらの方が範囲が広い。
日本では考えられないが、職権乱用がまかり通っている世界。
そんな中でも比較的なりやすい職種が2つあり、看護士と教師。
しかしこの2つは専門の学校で学ぶ必要があり、教育費を払えるお金を持った人しかなれない職種。
人間が働かない生活
人間が働かなくていい時代が来ると言われているが、どんな生活になるだろうと時々思う。
実際に働かない生活を送る人たちを見ていると、それなりに楽しそうに生活をしている。
お酒やマリファナで気持ちよくなる人や、友達と話を楽しむ人たち。
オンラインで飲み会ができる時代。海外に来てから数回やっており、やはり楽しい。関東に住んでも大阪の友達と飲み会ができるのはありがたい。
遠く離れていても電話ができる、一緒に笑いあえる仲間は大事だなと改めて思う